2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

藤沢周平を読んで、フィルムセンターに行き損ねる。今月の映画メモ。

ひょんなことから、ふらりと手にとった藤沢周平の文庫本(『用心棒日月抄』新潮文庫)をひとたび読みだしてみたら、とまらなくなってしまい、あっという間に全篇読み終えてしまった……ということを、週末、藤沢周平を日ごろから愛読している母に告げたところ…

平日日記:南川潤と高見順。戸板康二の命日に雪岱の雪うさぎを見た。

月曜日。早起きして、喫茶店で本を読む。先月、まさしく満を持してというふうに、かねてからの念願だった『野口冨士男自選小説全集』(河出書房新社、1991年7月)を買った。新しい年がはじまってから、喫茶店でコーヒーをすすりながら、毎朝1、2篇ずつ、…

週末日記:内田誠『海彼岸』、文学館の「レツェンゾ」、洗足の床屋。

土曜日。早起きして家事諸々を片づけてイソイソと外出。山手線にのりかえて、五反田で下車。古書展会場の棚を隅から隅まで偵察した結果、200円の本を3冊と500円の本を2冊、2000円の本を1冊買うこととなった。さて最後に、今回の目録注文の結果やいかにと…

蒲田撮影所附近の明治製菓に思いを馳せ、鎌倉へ。桂文我を聴く。

午後、東海道線に揺られてトロトロと鎌倉へ向かう。その途中、蒲田駅で下車して東口に出て、傘をさして、しばし界隈を歩く。蒲田の東口は初めて。蒲田の東口といえば、かつて松竹の撮影所があった場所ということで、往時を偲ぶべく前々から界隈を歩いてみた…

沼波瓊音の「図書館の吉野桜」を思う。昭和11年渋谷の明治製菓売店。

まさしく「待ちかねたわやい」というふうに、今日はいっせいに、お正月休み中だった各所の図書館が開館する。さア、今日はどこへ参りましょう! と、お弁当をこしらえて、イソイソと外出。まずは恵比寿の麦酒工場跡地にある、東京都写真美術館の図書室へゆく…

野口冨士男の歩いた道を歩いて、弥生美術館へゆく。

11月最後の土曜日、浅草から東武電車にのって、越谷市立図書館へ「野口冨士男文庫講演会」を聴きに出かけた。毎年恒例の講演会、今年のテーマは『わが荷風』をめぐるもので、武藤康史のお話に心がスイング、たいへんブラボーでホクホクと聴いた。講演に連動…

初芝居のあとの昼下がり、東京會舘でアイスクリームを食べる。

今日も朝からよいお天気。青い空の下、歌舞伎座に向かって、テクテク歩く。本日の iPod はハイドンのオラトリオ《天地創造》、ガーディナー指揮。皇居のお濠端で、カモメがスーッと高いほうへ飛んでいくのが見えて、スーッといい気持ちになる。歌舞伎座昼の…