2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『海野弘 本を旅する』を読み、『東京文学地名辞典』が届く。

夜明けとともに目が覚める。そんなに早く起きる必要はないのだけど、起きる。ずいぶん早くに外出して、コーヒーを飲んでのんびり、本日の夕食の献立をどうするか思案を終えたあと、『海野弘 本を旅する』の続きを読む。何年も前に書名リストだけこしらえてい…

東京宝塚劇場のロビーで『海野弘 本を旅する』を繰る。

夕刻、イソイソと外に出て、日比谷界隈へ。シャンテ地下のキッチンガーデンでジョス・ペロンガレットビスケット189円を買ったあと、赤じゅうたんとシャンデリアがまばゆい東京宝塚劇場にソロソロと足を踏み入れる。それにつけてもこのところクサクサしっぱな…

モーツァルトの室内楽を聴きワインを少し飲んで気を紛らわす。

先週はいつにもまして力の出ない一週間だった、こんなことではいけない、生活を立て直して、いつにもましてテンションの低かった5月を終わらせて心機一転、来月からはすばらしい日々を過ごしたいものだと、無理やり気合を入れようと試みてはみたけれど、今…

文化生活一週間 #21

今週のおぼえ帳 佐分利信の裁判長が五臓六腑にしみわたる 野村芳太郎『事件』(昭和53年・松竹)/東京国立近代美術館フィルムセンター《シナリオ作家 新藤兼人》(http://www.momat.go.jp/FC/fc.html) 女性の殺人事件をめぐって繰り広げられる、大岡昇平原…

おすそわけで「ほろにが通信」を4冊入手する。

これ以上体調が悪くならぬようにと、それだけに専念して、一日が終わる。夜、朝日麦酒の伝説の PR 誌、「ほろにが通信」が届く。おすそわけとして4冊の「ほろにが通信」を受け取る。今日という日は「ほろにが通信」のためだけにある一日だったなあと、「ほ…

喫茶店で『大正文学』を繰り、寝床で竹中郁『巴里のてがみ』を繰る。

朝っぱらからジンジンと身体全体がだるくて、気が滅入るので、コーヒーを飲んで気を紛らわす。昨日届いたばかりの『大正文学 2 特集・久保田万太郎』(大正文学会、1991年3月)を眺める。戸板康二による一文、「万太郎文学の特徴」が嬉しくて嬉しくて、何…

三輪正道と川崎彰彦を買い、竹中郁と久保田万太郎が届く。

日没後、雨が降りしきるなか、神保町の書肆アクセスへゆく。注文していた、三輪正道『泰山木の花』(編集工房ノア、1996年)、三輪正道『酔夢行』(編集工房ノア、2001年)、川崎彰彦『夜がらすの記』(編集工房ノア、1984年)が一気に入荷していて、よろこ…

宝塚大劇場で歌う越路吹雪にひたすら聴き惚れる。

朝、どんよりと曇っているので、ひさしぶりに歩いて外出。通りがかりの本屋さんで朝っぱらから立ち読みにいそしんでいるうちに、うっかり時間がなくなる。それでも、わずかの残り時間、コーヒーを飲む。突発的に持参した、戸板康二『演劇人の横顔』の「越路…

上司小剣の『ユウモレスク』を返却し、越路吹雪に聴き惚れる。

朝、喫茶店でコーヒーを飲む。図書館での返却期限が迫っている上司小剣著『ユウモレスク』(中央堂、大正13年)のおしまいの一篇、「森の家」が読みさしだったので、ダーッと一気に読む。こういう展開になっていくのか、あれれ、という感じなのだったが、完…

文化生活一週間 #20

今週のおぼえ帳 (あとでちょっとだけ追記、の予定) すばらしき芝居見物 五月大歌舞伎『ひと夜』『寿式三番叟』『夏祭浪花鑑』/新橋演舞場・昼の部(5月20日) 滝沢修の青山半蔵 吉村公三郎『夜明け前』(昭和28年・近代映画協会=劇団民藝)/東京国立近…

画家のポルトレを読み、日比谷を通り銀座へ。

パチッと目が覚めてガバッと起床。実に爽快な目覚めで愉快なり。早々に外出して、喫茶店でカプチーノを飲む。出がけにふらりと手にとった「BOOKISH」第8号《画家のポルトレ》を取り出して、樽見博による「内田巌―岩が歌う」という、何度読んでもすばらしい…

出久根達郎『本を旅する』を繰って頭痛もちの一日が終わる。

朝の喫茶店でしょうこりもなくいつまでも趣味展の目録を眺めて、「日本古書通信」をすみからすみまで眺める。朝からうっすらと頭痛。午後になるとジリジリ頭痛。夕刻になるとほのかに頭痛。京橋図書館へ行こうと急に張り切ったものの、そうだ、今日は休館日…

趣味展の目録と「日本古書通信」を繰って、夜がふける。

夕刻、マロニエ通りを歩いていると、雨が降ってきた。雨脚はますます強くなるも傘がない。京橋図書館で本を借りてからフィルムセンターで映画を見る、というつもりでいたけど、とたんにやる気がなくなる。早々に帰宅すると、念願の趣味展の目録が届いていた…

箱から雑誌をとりだして、また元にもどす。

来週末の東京古書会館の趣味展の目録が今日あたり届いているに違いないとそれだけをたのしみに帰宅してみると、目録など届いていない。がっくりと肩をおとす。このところ注文が途絶えていたから発送停止になってしまったに違いない。もう一度送ってもらえる…

庄野潤三の『自分の羽根』の講談社文芸文庫が嬉しい。

週明け早々早起きするも、週明け早々意気があがらない。時間だけはたっぷりあるので、ひとまず喫茶店でコーヒーを飲むことにする。週末に買ったばかりの、庄野潤三『自分の羽根』(講談社文芸文庫)を取り出す。去年の秋くらいから庄野潤三の随筆集をちょく…

文化生活一週間 #19

今週のおぼえ帳 吉祥寺の映画館にて 荻上直子『かもめ食堂』(2005年)/吉祥寺スカラ座 雨降りの土曜日、吉祥寺で母と待ち合わせて、母が見たがっていた『かもめ食堂』を見にゆく。いざたどり着いてみると、この映画館は小学生の頃、夏休みに母と『ビルマの…

川崎賢子『宝塚というユートピア』と上司小剣『ユウモレスク』を繰る

喫茶店で本を読むために、今日も早起き。京橋図書館で借りた、川崎賢子『宝塚というユートピア』(岩波新書)と上司小剣『ユウモレスク』(中央堂、大正13年)を持参。『宝塚というユートピア』をランランと読んでいるうちに時間になる。銀座で所用があった…

『虹をつかむ男』を読み、『ベルばら』を聴き、「俳優館」を眺める。

日没後、マロニエ通りをズンズンと歩いて、京橋図書館へゆく。本をわんさと借りて、ホクホクと帰宅。家事その他を大急ぎで片づけて、次々と繰ってゆく。『十夜』というタイトルの短篇小説のアンソロジー(ランダムハウス講談社、2006年)に野口冨士男の『相…

五反田の目録を眺めて、虚空を見つめる。

朝から小雨がぱらついている。早くに外出して喫茶店でコーヒーを飲む。昨日届いていた五反田の古書展の目録を何度も何度も眺める。何度眺めても、今回は注文する本が見当たらず、珍しいことだと思う。そういえば、今月はまだ1冊も本を買っていない、このま…

『座談会明治・大正文学史』の1巻と2巻を繰る。

ずいぶん早く目が覚めてしまって時間がたっぷり、空はどんよりと厚い雲に覆われている。せっかくなので、歩いて出かけることにする。テクテクと歩いてゆくその途中、朝早くから開店の本屋さんがある。ふと思い立って足を踏み入れる。「栄養と料理」最新号は…

上司小剣の『U新聞年代記』をクイクイと読む。

大型連休とやらは「あっ!」という間に終わってしまったなあとシオシオと外出。いつものようにだいぶ早めに外出して、喫茶店でコーヒーを飲む。京橋図書館で調達した上司小剣『U新聞年代記』(中央公論者、昭和9年)を取り出す。連休中、ひさしぶりに歌舞…

文化生活一週間 #18

今週のおぼえ帳 青梅と上野 吉川英治記念館(http://www.kodansha.co.jp/yoshikawa/) 宝塚と歌舞伎 宝塚歌劇雪組「ベルサイユのばら ―オスカル編―」/東京宝塚劇場(5月5日) 團菊祭五月大歌舞伎『傾城反魂香』『保名』『藤娘『黒手組曲輪達引』/歌舞伎…

「サンパン」を繰り、「うえの」を思い、石川達三を卒読する。

ずいぶん早起きをして、曇り空の下、張り切って外出。コーヒーを飲んで、昨日届いた「サンパン」最新号をじっくりじっくりと読み進める。天候不安定の一日が終わってみると、明日から大型連休とやらが始まるというのに、すっかりくたびれてしまって、どうに…

高橋輝次著『関西古本探検』を繰り、「サンパン」最新号が届く。

本日の予想最高気温は28度と知り、起き抜け早々、意気がさがる。意気があがらないまま、早々に外出。喫茶店でカプチーノを飲む。週末に入手の高橋輝次著『関西古本探検』(右文書院、2006年5月)をさっそく繰る。そうだ、月曜日の朝に早起きして読むとしよ…