2006-01-01から1年間の記事一覧

鈴本演芸場へ突進し、『警視庁物語』の最後の一本を見る。

朝から力が出ず、へなへなと外出。喫茶店でカフェオレを飲んで、ぼんやり。持参の iPod でマタイ受難曲の第2部の、今日もユダの自殺までを聴く。本読みの意欲わかず、突発的に持参した別冊暮しの手帖「すてきなあなたに秋冬」(http://www.kurashi-no-techo…

マタイを途中まで聴き、駒井哲郎を買い、アルゲリッチを聴く。

早起きして機嫌よく iPod でマタイを聴きながら歩いて出かけよう、今週から第2部に突入だと張り切っていたのであったが、いざ当日になってみると、寒くていつもより1.5倍ほど動作に時間がかかってしまい、出るのが遅くなる。あきらめて電車で出かけることに…

三好達治『萩原朔太郎』を買い、グリル・スイスで野上弥生子を思う。

読みさしの青柳いづみこ『青柳瑞穂の生涯』(平凡社ライブラリー、2006年)を読了すべく、今日は電車で出かけ、早々に喫茶店にゆく。『青柳瑞穂の生涯』をズンズンと読み進め、あともう少しというところで時間になる。おわりの方は今日の夜、ゆっくり読もう…

早起きをしてマタイを聴き、『警視庁物語』で古き映画青年を思う。

朝。張り切って早起きをして、早々に外出。iPod で《マタイ受難曲》の第一部を聴きながらズンズンと歩を進める。途中、通りがかりの本屋でしばし立ち読みをしたおかげで、今日は最後のコラールが終わろうとするところでタイミングよく目的地に到着。まだまだ…

マタイ受難曲・青柳いづみこ・鈴木信太郎・警視庁物語

朝起きてみると雨が降っていないのでよろこぶ。バタバタと大急ぎで支度を済ませ、今日は歩いて外出。iPod でバッハのマタイ受難曲の1枚目(レオンハルト盤)を聴きながら、ズンズンと歩を進める。iPod を聴きながらズンズンと歩いてゆく、というのが長年の…

『青柳瑞穂の生涯』を読み、近鉄電車の車窓を思い出す。

張り切って早起きするも、朝から雨降り。iPod でマタイを聴きながら歩いて出かけるつもりだったけど、とたんにやる気がなくなる。早々に外出して喫茶店でコーヒー。青柳いづみこ『青柳瑞穂の生涯』(平凡社ライブラリー、2006年)をズンズンと読み進める。尾…

『青柳瑞穂の生涯』と iPod を買い、『警視庁物語』を見る。

朝の喫茶店で、読みさしだった高橋哲雄『スコットランド 歴史を歩く』(岩波新書、2004年)を繰る。スコッチウィスキーとタータンチェックとデイヴィッド・ヒュームが好き、というただそれだけで長年スコットランドに心惹かれていたものだったけど(次の旅行…

モーツァルトを聴き、パヴェーゼ『美しい夏』を持って買い物へゆく。

このところ細切れの時間に折にふれ、ムターのモーツァルト、ヴァイオリンソナタ集を聴いている。今日の身支度の時間は4枚組のうちの2枚目、K378 と K301 の前後に、K305 と K481が収録されているディスクを再生。クラシックを聴き始めたまなしの頃にハスキ…

日用帳空白部分の追い書き・その1

昭和五年頃、前夜のウィスキーがたたって、大阪朝日会館での『鉄化面』の説明の途中に眠り込んでしまった夢声の図。《……いつまでたつても、何にも云わはないから、今に云ふだろ、今に何か鶴の一声みたいな名文句を並べるだろ、と、益々静粛になつて耳をかた…

テオプラストス『人さまざま』を買い、初めて『警視庁物語』を見る。

日中、長らくおきっばなしにしていた本をいいかげん持ち帰るべく整理していたら、福原麟太郎『読書と或る人生』(新潮選書、昭和42年)が出てきた。何ヶ月も前に読みさしのまま放置していたらしい。残りあとわずかだったので、気が向いて昼休み、コーヒーシ…

徳川夢声の「うすけぼう譚」を読み、源之助をおもう。

朝の喫茶店でカプチーノを飲む。アーヴィング/齊藤昇訳『ウォルター・スコット邸訪問記』の続きを読む。あともう少しで読了というところで時間になる。 昼、お弁当もそこそこに、コーヒーショップへゆく。『ウォルター・スコット邸訪問記』読了。以前に渡辺…

『ウォルター・スコット邸訪問記』を読み、丸善に寄る。

モーツァルトのクラリネット五重奏曲を聴きながらイソイソと身支度し、早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲む。読みさしの小沼丹全集を読み進めるつもりが持ってくるのを忘れてしまった。金曜日の昼休みに買ったばかりの、アーヴィング/齊藤昇訳『ウォルター…

文化生活一週間 #36

今週のおぼえ帳 NHK日曜美術館30年展 /東京藝術大学大学美術館(http://www.geidai.ac.jp/facilities/museum/index.html)

文庫本整理のたびに東海林さだおの漫画を読みふけっている。

三日ぶりに早起きをし、喫茶店でコーヒーを飲む。中村哲郎著『歌舞伎の近代』(岩波書店、2006年)を読み進める。 帰宅後の夜ふけ、本をたくさん処分してすっきりしょうと、本棚整理を進めることにする。今日は文庫本に専念しようとメラメラと燃えたところで…

京橋図書館で本を借りて、タリーズでひとやすみする。

湿度が高く、あまり快適ではない一日がようやく終わり、イソイソと外に出る。待ち望んでいた中村哲郎著『歌舞伎の近代』(岩波書店、2006年)が入荷したというので、よろこびいさんでマロニエ通りを早歩きして、京橋図書館へゆき、本を返して、また借りる。…

魚を煮込む間、うつくしいペーパーナイフに心ときめかす。

朝からじんわりと頭痛が続き、なにもたのしいことのない一日を過ごし、力なく家に帰る。クサクサするときは魚を卸すにかぎる、と近所の食料品店を物色すると、いい具合に鯵が売っていたので、買う。魚の下処理はなんとたのしいことだろう。と、本日の夕食は…

内堀弘『ボン書店の幻』のノートを取り、伊東屋で帙を買う。

今日も順調に早起きをし、喫茶店でコーヒー。内堀弘『ボン書店の幻』(白地社、1992年)再読を終わらせ、虚空を見つめたあと、ペラペラとページを繰り、本全体に散りばめられた北園克衛の作品に見とれる。それにしても『ボン書店の幻』はなんと見事な本なの…

内堀弘『ボン書店の幻』を再読し、『石神井書林日録』を棚に戻す。

朝、喫茶店でコーヒーを飲む。週末に再読するつもりが果たせなかった、内堀弘『ボン書店の幻』(白地社、1992年)を取り出す。この本をはじめて読んだのはちょうど5年前のことで、読了後ほどなくして石神井書林の目録をはじめて手にとることとなり、その年…

文化生活一週間 #35

今週のおぼえ帳 ウディ・アレンの新作を数年ぶりに ウディ・アレン『マッチポイント』Match Point(2005年)/シネスイッチ銀座(http://www.cineswitch.com/) 日本工房が立体化した感覚を満喫 名取洋之助と日本工房〔1931-45〕-報道写真とグラフィック・デ…

長谷川郁夫『美酒と革嚢』を読み終え、稲垣足穂を繰る、二百十日。

今日も張り切って早起きをし、喫茶店でコーヒーを飲んで一息ついて、長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』(河出書房新社、2006年)をひたすら読み続ける。最後の数十ページだけとっておいて、あとの時間は昨日買った権藤芳一『増補版 近代歌舞…

丸善で権藤芳一『増補版 近代歌舞伎劇評家論』を買う。

今日も早起きをして、喫茶店でコーヒー片手に、長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』(河出書房新社、2006年)を読み続ける。この勢いでいけば明日中になんとか読み終えることができそうだ、というところで、時間になる。昼、お弁当もそこそこに…

長谷川郁夫の長谷川巳之吉を読み続け、日比谷のドトールで憩う。

今日もずいぶん早起きをして、喫茶店で長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』(河出書房新社、2006年)を第二部の最初からひたすら読み続ける。巳之吉がなし得たことは「大正」の完成だ、という一節がある。長谷川郁夫は「大正」を《詩と音楽と美…

銀座でウディ・アレンの『マッチポイント』を見る。

早起きして早々に外出。喫茶店で、長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』(河出書房新社、2006年)をひたすら読み続け、「早稲田文学」連載分の第一部を読了したところで、ちょうど時間になる。昼、お弁当もそこそこに、コーヒーショップへゆく。…

神保町で長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』を買う。

河出書房の今月の新刊、長谷川郁夫の長谷川巳之吉本は出ているかしらッの一念で、昼、早歩きして本屋へゆく。新刊コーナーに面出しで、長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』が売っていて、ジーンとなる。「図書新聞」で長谷川郁夫の長谷川巳之吉…

文化生活一週間 #34

今週のおぼえ帳 はじめての宝塚見物から半年 宝塚歌劇花組公演『ファントム』/ 東京宝塚劇場(8月26日) 去年年末に急に宝塚を一度は見てみたいと思ったら、今年3月、星組の『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編』で早くも実現。戸板…

帖面舎の『岡倉本・イーリア随筆』が届く。

こうしてはいられないといつもよりもさらに早起きをする。いつもよりも高い喫茶店へゆき、福原麟太郎『チャールズ・ラム伝』の再読を進める。帰宅すると、『岡倉本・イーリア随筆』(帖面舎、昭和40年)が届いていた。また高い本を買ってしまったと、払込用…

福原麟太郎『チャールズ・ラム伝』を読み、丸善に寄る。

なんだかひどくクサクサするので、今日も早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲む。急に思い立って、福原麟太郎の『チャールズ・ラム伝』をじっくりと再読することにする。じっくりと読み進める。昼もクサクサするので、コーヒーショップへゆく。『チャールズ・…

『ある人生の門出』を読みバルザックを思い、福原麟太郎を読む。

朝から力が出ないので、早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲む。読みさしの、アニータ・ブルックナー/小野寺健訳『ある人生の門出』(晶文社、2004年)を読み続ける。テンションの低いなか、ぼんやりと読むのも悪くないなアと、テンション低くしかし機嫌よく…

『曖昧の七つの型』を買い、バッハを聴きつつ福原麟太郎を読み返す。

昼、本屋へゆく。今日も演劇出版社の今月の新刊(のはずの)、権藤芳一『増補版 近代歌舞伎劇評家論』は発見ならず、しみじみくたびれた。気を取りなおして、文庫本の偵察をしようと、イソイソと文庫コーナーへ移動。岩波文庫の新刊の、ウィリアム・エンプソ…

ブルックナー『ある人生の門出』を読み、《音楽の捧げもの》を聴く。

無理矢理気合いを入れるべく、必要以上に早起きをして、早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲んで、ひとやすみ。アニータ・ブルックナー/小野寺健訳『ある人生の門出』(晶文社、2004年)を読みはじめる。読み始めたとたん、たいへん好みの小説で、急に機嫌が…