2003-10-01から1ヶ月間の記事一覧

古本寄り道日記

ふと新宿の伊勢丹に行きたくなって帰り丸の内線に乗り込んだ。伊勢丹のあとふと魔がさして、また丸の内線に乗り込んで荻窪へ。いつもの通り、ささま書店に長居。今日はいい本を買うことができた。 串田孫一『花火の見えた家』創文社(昭和35年) たしか『荒…

ディアベッリ変奏曲

本日のいただきもの:「銀座百点」1993年4月、戸板康二追悼掲載号。(狂喜乱舞) 聴いている音楽 『私の好きなクラシック・レコード・ベスト3』メタローグ(ISBN:4839810036) 10年近く前に買った本なのだが、2年に1回くらいの頻度でページを繰って、そ…

竹橋の美術館と神保町

竹橋の東京国立近代美術館と工芸館へ出かけた。そのあと夕暮れまで神保町。二週連続でよいお天気の日曜日でよかった。 東京国立近代美術館・常設展示 *1 ひさしぶりにゆっくりと常設展示を練り歩いた。いつもここに来ると見られる好きな絵と初めて見る絵とが…

小津・古本屋・演劇博物館

軽い所用があったので早起きしてひさしぶりに実家へ。小津安二郎の映画をいくつかビデオに録ってあると知って狂喜乱舞。『彼岸花』と『秋刀魚の味』と『小早川家の秋』をピンポイント式に再生、いずれも何度も見ている映画なので好きな箇所を振り返ろうと思…

はてなダイアリーが選ぶ名盤百選

はてなダイアリーが選ぶ名盤百選、モモさん(id:Tigerlily)からバトンを受け取って、レコードを1枚紹介することになりました。 内田光子/シューベルト:即興曲集(ASIN:B00005FF0R) 音楽といえばクラシックが好きでクラシックばかりを聴いているのだけれど…

談志師匠の『黄金餅』と『ぞろぞろ』

立川談志ひとり会 第16集「ぞろぞろ」「黄金餅」 小沢昭一著『話にさく花』(ISBN:4167175061)に、日頃から大好きだった落語の『黄金餅』における下谷の山崎町から麻布までの道中を順々に言い立てるくだりのことが書いてあって大喜びしていたあとで、談志師匠…

吉祥寺の休日

日曜日の朝いったん目が覚めてラジオのスイッチをひねると皆川達夫さんの音楽番組が流れていて、布団の中でぬくぬくしながらぼんやりと聴くこと、これにまさる極楽はない。という感じで、今朝はひさしぶりにたっぷりとラジオを聴いた。スイッチをひねったと…

戸板さんの肉声を聞いた

今日は寄り道せず自宅へ突進。家事諸々を大急ぎで片付けて、お茶を丁寧に入れたあとで、いただきものの戸板康二と梅幸の対談を姿勢をただして聴いた(ありがとうございます、ありがとうございます)。戸板さんの肉声を耳にするのは正真正銘今日が初めてでド…

お会式のあとで

今日は前々から鈴本へ行こうと決めていた。ので一日中頭のなかは鈴本へ行ってしまっていて、そんなこんなで夕刻、いそいそと鈴本へ突進。 鈴本演芸場 中席(夜の部) 柳家喬之進「堀の内」 柳亭燕路「もぐら泥」 漫才(大瀬うたじ・ゆめじ) 柳家権太楼「強…

川島雄三・青空・十二月文庫

下北沢で映画を見ようと外出したものの、時間を間違えていたことに気づき、しばし駅前のドトールで読書。昨夜なんとはなしに読んでいたらついハマってしまった、クンデラの『裏切られた遺言』をぼーっと読んだ。ベートーヴェンのピアノソナタ作品111とフォー…

有楽町線・日比谷線・南北線

連休二日目。ちょいと早起きして地下鉄に乗って新富町で下車。京橋図書館へ行った。休日にこの図書館に来るのは1年ぶりくらい。返却しそびれていた期限切れの本をこっそり返して、各紙書評をチェックして、本を3冊借りた。タリーズに寄り道して、借りたば…

最近買った本

木曜日、ちょっと寄り道気分だったのでふらっと銀座へ向かった。その途中、ふだんはめったに立ち寄らないプランタン横の古書市をなにげなく眺めていたところ、三木卓著『小噺集』を見つけた。ほかには『三好十郎日記』という本を立ち読みしたりも。 三木卓『…

十三夜

停留所でバスを待っているとビルの向こうに見事な夕焼け空だった。今日乗ったバスはここ数カ月の大のお気に入り路線で、行き先はいつもとある図書館である。電車で行った方がずっと早いに違いないが、車窓から道を行き交うテールランプのさまをぼーっと眺め…

反町の古書展へ

冴えない一週間を乗り越えて、待ちに待った古書展がいよいよやってきた、というわけで今日は張り切って早起き。まずはJRを乗り継いで京浜東北線で東神奈川駅へ向かった。車内の読書は獅子文六『七時間半』。神奈川古書会館に思いっきり長居したあと、東横線…

樹の花にて

日没後、銀座マロニエ通りを築地の京橋図書館へ向かって直進、途中奥村書店に立ち寄る。ふと、食味コーナーから、小島政二郎編『随筆あまカラ』(六月社、昭和31年)を手に取る。徳川夢声、獅子文六……といった目次の並びを見てふらふらっと衝動買い。1000円…

続・黄金餅の言い立て

一ヶ月のうちもっともたのしいひとときっていつだろうと考えてみると、ダントツで、新しい「東京かわら版」を手に入れて落語計画をあれこれ練るときだ。そしてたいていそのとき同時に新しい「銀座百点」も入手していて、2冊セットで嬉しい時間。「東京かわ…

黄金餅の言い立て

小沢昭一の『話にさく花』を読んでいたところで、11月に晶文社より『小沢昭一百景』全6巻が11月に出るということをid:mittei-omasaさんの日記で知り、そのシンクロ具合にびっくりだった。11月は富十郎の『船弁慶』があることだし、いろいろ大変だなあ、ます…