2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧
昨夜、手帳に映画と古書展の日程を書きこんでいたら、3月27日のところがイースターとなっているので、ワオ! とあわてて、バッハの《復活祭カンタータ》をヘレヴェッヘのディスクで聴いて、ご満悦。よくよく見ると、今年の聖金曜日は3月25日ですでに過ぎて…
羽田澄子『AKIKO あるダンサーの肖像』 *1 / 東京国立近代美術館フィルムセンター《フィルムは記録する2005:日本の文化・記録映画作家たち》 *2 先月に鈴木英夫の映画を見た折に本特集の案内を入手したときは狂喜だった。アキコ・カンダのドキュメンタリー…
先月末、本多劇場へ阿佐ヶ谷スパイダースを見に出かけた日のこと。中途半端に時間が空いてしまい、日没後の駅周辺をツンとした冷気のなか、ところどころのお店を眺めたりしつつ、ふらふらと散歩した。そうこうしているうちにそこはかとなくいい気分に。かつ…
自分でもびっくりというくらい、妙にたのしかった勘三郎襲名見物。以下、無駄に長い芝居日記がエンエンと続くのだったが、後日入手した歌舞伎会の会報の「ほうおう」3月号で、勘三郎本人が盛綱の首実検について、《うちの親父は、高綱の首を見て「やりやが…
来るときはわりあいあたたかだったのに、昼の部が終わって歌舞伎座の外に出てみると空気がずいぶんヒンヤリしている。勘三郎の『一條大蔵卿』にわたしはとても驚いてしまった。見る前にうっすらと予想していたのと全然違う種類の素晴らしさ、「襲名」という…
まずは前日の続き。前々から欲しかった文庫本を立て続けに入手してホクホクとしているうちにいつのまにか古本気分が盛り上がり、ふと思いついて「神保町古書モール」の見物に行った。狭いエレベーターで5階の「古書モール」にたどりつき、足を踏み入れたと…
まずは週末に届いた本から。 保昌正夫・栗坪良樹編『早稲田文学人物誌』(青英舎、昭和56年) とある目録での注文。『保昌正夫一巻本選集』(ISBN:4309906206)所収の書誌リストで初めて存在を知って図書館で借りて繰って惚れ惚れ、すぐさまネットで注文ッと…
昨夜の宵っ張りもなんのその、NHK ラジオの「音楽の泉」の始まる前にガバッと起床。ここ数ヶ月、歌舞伎座とはまた違う味わいの国立劇場での芝居見物が毎回そこはかとなくたのしい。お芝居のおかげで、「音楽の泉」を聴きながら本日のお弁当を作りつつ台所で…
予定通りに早起き。たまにうまく計画通りに時間を有効に使えると本当に嬉しい。いつもこうだったらどんなにいいだろう。美術館の開館時間にぴったりと到着するような頃合に外出。越路大夫の『卅三間堂棟由来』をイヤホンで聴きながらテクテクと歩いた。ずっ…
夜ふけ、鍋井克之の『閑中忙人』を繰っている。昭和20年代の随筆を収めたこの本、延若の五右衛門とか梅玉とか歌舞伎の話題もたくさんで、おのずと鍋井克之装の戸板康二『今日の歌舞伎』のことを思い出さずにはいられない。いろいろな「昭和20年代」を時折鍋…
今日も夕刻、ふらふらと神保町へ。まずはハヤカワ文庫の清水俊二を買うべく、書泉へ。ハヤカワか創元推理文庫となるといつもなぜかまずは東京堂ではなくへ書泉へ行ってしまう。書泉、ひさしぶり。無事に発見して安心したあとで、今日もふらふらと書肆アクセ…
本日の戸板メモ:いつもたのしみの「退屈男と本と街」(http://taikutujin.exblog.jp/)、「雑学的字幕人生」(http://taikutujin.exblog.jp/1702692)に戸板さんのちょっといい話が! 月初め早々大喜びだった。ハヤカワ文庫の清水俊二著『映画字幕五十年』…