2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「戸板康二ダイジェスト」更新メモ(#053)

戸板康二ダイジェスト(http://www.ne.jp/asahi/toita/yasuji/)を更新。 来月の講談社文芸文庫の新刊として、『思い出す顔 戸板康二メモワール選』が発売になる。こんなに嬉しいことはない。黄金週間なんてもうどうでもいいッ、発売日の来月9日がひたすら…

古書展で高見順と日本郵船時代の内田百間と岡田八千代。

土曜日。図書館を早々に切り上げて、昼下がり、神保町に出る。東京古書会館の「書窓展」へ出かける。「まど展」はひさしぶり、まア、ゆるりと棚をめぐるとするかと、時間があいたので軽い気持ちでノコノコとここまでやって来たのだったけれど、いざ来てみた…

高見順の「都会風俗小説」に製菓会社が登場。十返肇の高見順論。

一ヶ月ほど前の「高見順全集を繰って、戦前『都会小説』の宣伝部描写に心躍らせる。」(id:foujita:20080323)の続き。「森茉莉街道をゆく(http://blog.livedoor.jp/chiwami403/)」のちわみさんが、川崎のコロムビア・レコードの工場と明治製菓の川崎工場…

旭屋書店銀座店で本を買う。原節子の背後にマツダビルディング。

日没後、傘をさして日比谷界隈を通り抜け、帝國ホテルの前で左折、線路をくぐってみゆき通りを直進して、旭屋書店で本を見る。本日のお目当て、扉野良人『ボマルツォのどんぐり』晶文社(asin:4794967241)をガバッと手中に収めて安心したところで、映画の本…

渋谷から東急バスにのって成城へ。皇紀二千六百年の東京写真を見る。

日曜日の午後、雨上がりの渋谷から東急バスに揺られてトロトロと、終点の成城学園駅へ。渋谷から東急バスにのって成城へゆく、というのを、ずっとしてみたいと思っていたので、念願かなってやれ嬉しや、だった。 成城といえば「砧撮影所」。砧撮影所といえば…

書誌メモの「帖面」。モダン都市の PR 誌周遊の一環として、松坂屋の「新装」。

ホームページの「帖面」と名づけたコンテンツ(http://www.ne.jp/asahi/foujita/kanako/carnets/index.html)を改訂。これは自分用につくっている書誌メモ。古書展で十返肇の本を見かけるたびに、この本は持っていただろうかと記憶があいまいでいつも難儀し…

中島賢二訳の岩波文庫は好きな本ばかり。次のコリンズは小池滋訳。

早起きして、喫茶店でコーヒーを飲んで、のんびり。昨日読み終わってしまった、ウィルキー・コリンズ/中島賢二訳『白衣の女』全3冊(岩波文庫)をピンポイント式に読み返す。読み終わっても気持ちがワクワク。なんと見事だったことだろう! と、ところどこ…

『白衣の女』の続きを買いに旭屋書店へ。1930年代数寄屋橋界隈。

一週間に1冊ずつを目安に、読み終わるごとに続きは旭屋書店銀座店でチビチビ買ってゆくとしようと、先週金曜日の買ったウィルキー・コリンズ/中島賢二訳『白衣の女』上巻(岩波文庫)を月曜日の朝の喫茶店で読み始めたのだったけれども、うーむ、そんな悠…

昭和14年「三田文学」の森永製菓と明治製菓。図書館から歌舞伎座へ。

今日も朝からよいお天気。とりあえず早起きをして、弁当をこしらえながら、本日の行程を練る。歌舞伎座にゆくまでに図書館を二館はしごすることにして、水筒にお茶を注ぐ。新聞を眺めながらゆるりと朝食を済ませて、ラジオのスイッチを入れてみると、ちょう…

部屋で戦前松竹ヴィデオ。映画館でマキノ正博『幽霊暁に死す』。

休日の朝のおたのしみは借りものヴィデオの再生だてんで、今日は佐々木康『風の女王』(昭和13年・松竹大船)を見る。原作は片岡鉄兵。佐々木康の戦前松竹映画は、桑野通子が女学生を経ての新人弁護士を演じる『新女性問答』(昭和14年、オリジナル脚本)、…

旭屋書店銀座店でコリンズを買う。1930年代東京の空にはアドバルン。

夜銀座で所用がある日は、なるべく早くに外に出て日比谷界隈へ向かい、東京宝塚劇場のところで帝国ホテルを正面に左折、みゆき通りを直進し線路のガード下をくぐると、やがて左手に泰明小学校、、旭屋書店で本を見て(立ち読みの方が多い気が…)、時間がある…

彷書月刊を読んで岡本一平『人の一生』を繰る。鈴ヶ森のポプラの家。

朝の喫茶店で珈琲を飲んで、のんびり岡本一平の『人の一生』を繰る。今月号の「彷書月刊」の特集、《大正十年書生生活 岡本一平『人の一生』を読む》はたいへんワクワクだった。なんて、実は『人の一生』のことを知ったのははじめてだ。あわてて、京橋図書館…