2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ピコドンを食べる。

日中の外出の折、思いがけなく「波」と「一冊の本」を入手して、ホクホク。ふらりと通りかかった泰明小学校の前にオーバカナルがオープンしていたので、急に懐かしくなり、思わず吸い込まれるように中に入り、カプチーノを飲みながら、ひと休み。「一冊の本…

渋谷でキェシロフスキを見たあと、ディケンズを買う。

朝の喫茶店でカプチーノ。高見順『昭和文学盛衰史』(文春文庫、解説は野口冨士男)をピンポイント式に読み返し、夢中。あっという間に時間になる。夕刻、早々に外に出る。空気がツンと冷たい。このところ暖かかったので、むしろ嬉しく、早くも次の冬が待ち…

戸板康二の『五月のリサイタル』を繰り、付箋を貼りまくる。

宵っ張りの早起きで、朝っぱらからずいぶん眠い。早々に外出して、コーヒーを飲んで目を覚ます。昨夜突発的に書棚から取り出した、戸板康二の『五月のリサイタル』(http://www.ne.jp/asahi/toita/yasuji/a/093.html)の再読に夢中、「歌劇」が初出のエッセ…

東京宝塚劇場で『ベルばら』を見て、戸板康二をおもふ。

夕刻、丸の内カフェで小岩井のビンの牛乳110円を飲んで、ふうっとひと息ついたあと、日比谷界隈へ。東京宝塚劇場にて上演の『ベルサイユのばら』星組公演、フェルゼンとマリー・アントワネット篇の見物に出かける。ここ数ヶ月、急に宝塚を見たいッと思ってい…

文旦のチョコレートをつまんで、獅子文六を読む。

朝のスターバックスでのんびり。土曜日、ひさしぶりの趣味展によろこびいさんで出かけたのだったけど収穫なく、手ぶらで帰るのはあんまりだと無理やり購入した、前々から少しずつ集めているうるわしの小沢書店本、野々上慶一著『高級な友情』(1000円)を繰…

文化生活一週間 #12

今週のおぼえ帳 10年ぶりに満喫の『ふたりのベロニカ』 キェシロフスキ『ふたりのベロニカ』LA DOUBLE VIE DE VERONIQUE(1991年・フランス=ポーランド) / Bunkamura ル・シネマ《『美しき運命の傷痕』公開記念特別上映》(http://www.bunkamura.co.jp/ci…

日本橋三越で白木屋傳兵衛の帚を買う。

夕刻、日本橋三越に向かって、ズンズンと早歩き。息も絶え絶えにやっとのことで、日本橋室町にたどり着き、「江戸老舗 味と技の大江戸展」開催中の7階催事場に向かって、走る。エスカレーターを本当に走り上ってしまう。1ヶ月以上も前から手帳にメモしてい…

「CABIN」を読み、野口冨士男『感触的昭和文壇史』を読む。

イソイソと外出、朝のスターバックスで、昨日届いた中尾務さんの個人誌「CABIN」第8号をじっくりと読む。「リトルマガジン」という言葉が連想させる上質のものが最上の形で具現化しているという感じで、しみじみ素晴らしい。富士正晴の「井口浩との生活」と…

森銑三と「CABIN」と野口冨士男と小沼丹が届く。

えらく早く目が覚めてしまった。早々に外出して、シーンと静まりかえるスターバックスにて、昨日母から借りた東海林さだおの『おでんの丸かじり』をホクホクと読む。「ホクホク」という言葉はまさにこういうときのためにあるのだろうなあという感じに「ホク…

野口冨士男を読み、神西清を買い、森銑三が届く。

ずいぶん早起きをして、家事もそこそこにイソイソと外出。さる方より行かないからとスターバックスカードをちょうだいしたのでこれ幸い、残高ゼロになるまでしばし通うとするかなと、ひさしぶりにスターバックスへゆく。カフェミストを飲む。オフィス街の朝…

文化生活一週間 #11

今週のおぼえ帳 (あとで追記、したい、と毎週思ってはいるけれど…) 立川談春独演会 立川談春独演会/シアターアプル(3月15日) 『雛鍔』 『崇徳院』 『居残り佐平次』 みつわ会・久保田万太郎『かどで』『好晴』 第9会みつわ会公演「久保田万太郎作品(…

東京ステーションホテルでワインを飲む。

朝の喫茶店で、足立巻一著『人の世やちまた』を読む。昼休み、強風吹き荒れるなか、本屋さんへ。急に思い立って、森銑三著『新編 物いう小箱』(講談社文芸文庫)を買う。夜、5年間改装のため今月いっぱいで閉まってしまう、東京ステーションホテルへ。1月…

雨が降ったら丸善へ

朝の喫茶店でめずらしくカプチーノを飲みながら、昨日届いていた「日本古書通信」をすみからすみまでじっくりと熟読。なにかと「おっ」の連続で、いろいろとメモする。竹中郁『消えゆく幻燈』(編集工房ノア、1985年)を読む。しみじみいい本だなアとこうい…

西村賢太を読み、立川談春を聴き、足立巻一が届く。

朝の喫茶店で、図書館での返却期限が迫っているのでいいかげん読まねばならぬと、西村賢太の小説集、『どうで死ぬ身の一踊り』を取り出す。西村賢太の文章集が刊行されたらよろこびいさんで買うとかねがね思っていたけど、いざ本当に刊行されると結局せこく…

竹中郁の『消えゆく幻燈』にグラシン紙をかける。

朝の家事もろもろがいつもよりだいぶ早く終わったので、今日は歩いて出かけることにする。三宅坂をトコトコと下り、桜田門が近づいてくると、警視庁の巨大な建築を右に、やっと日陰ができる。警視庁の建物をみると、いつも鈴木英夫の『非情都市』における佐…

野口冨士男にしみじみ感じ入り、「春燈」六十周年号に興奮する。

出がけに、今日は何を読むとするかなと本棚を眺めて、突発的に野口冨士男の生前最後の小説集、『しあわせ』(講談社、1990年)を取り出す。半年以上も前にマロニエ通りの奥村で嬉々と買ったきりであった。喫茶店でコーヒーを飲んでふうっとひと息ついたあと…

文化生活一週間 #10

今週のおぼえ帳 (あとで追記、…したい) 亀戸天神で梅見 のあと、東武亀戸線に乗って堀切へ。荒川を渡って、青木書店で本を見る。京成に乗って町屋下車。王子電車に乗り換えて、鬼子母神で下車。古書往来座を出たところで、日没。 すばらしき富十郎 三月大…

久保田万太郎を読み、『次郎長三国志』を見る。

5時起床。覇気のない昨日を反省すべく、今日は歩いて出かけるとするかなと早々に外出するも、いざ外に出ると小雨がぱらついていたため、急にやる気がなくなる。地下鉄に乗って、だいぶ早くに到着するふだんよりもさらに早い時間に到着。喫茶店でコーヒーを…

永井龍男と足立巻一を読んで、へなへなと一日が終わる。

朝、喫茶店で永井龍男『けむりよ煙』読了、足立巻一『日が暮れてから道は始まる』をゆっくりと読んだと、郵便局で来週届くであろう古本代の支払い。4月から振替手数料が70円から100円に値上げになることを知る。次郎長三国志を見に渋谷へ行こうと前々から思…

富十郎の『二人椀久』は実にブリリアントなり。

朝の喫茶店で、足立巻一の遺稿集『日が暮れてから道は始まる』(編集工房ノア、1987年)を読み始め、読み始めたとたん、「いい文章だなア…」とページを繰っていくのがもったいない。ソロソロと読んでゆく。大事に読み進めるとしようと、程よいところで切り上…

伊藤正雄の『忘れ得ぬ国文学者たち』にあらためて興奮する。

朝の喫茶店で、出がけにグラシン紙でカヴァーしてご満悦の、伊藤正雄著『新版 忘れ獲ぬ国文学者たち』(ISBN:4842100079)を繰る。先日図書館で借りたのは旧版(1973年発行)だったけど、旧版を復刻した新版(2001年)は坪内祐三の解説付きなのだった。この…

庄野潤三の『旅人の喜び』を繰り、神保町でお買い物。

早起きしてイソイソと外出、喫茶店でコーヒーを飲む。庄野潤三『旅人の喜び』(河出ペーパーバックス、昭和38年)を繰る。昨日の午後、長年行きたいと思っていた念願の天誠書林に初めて足を踏み入れ、「欲しい本がありすぎる、ハテどうしたらよかろうなあ…」…

文化生活一週間 #09

今週のおぼえ帳 (あとで書き足し、の予定) 馬込文士村のあと天誠書林でお買い物 馬込文士村の時代―昭和前期の馬込・山王・新井宿 / 大田区立郷土博物館(http://www.city.ota.tokyo.jp/ota/kyouiku/shisetsu/kyoudo-h/) 歌舞伎座夜の部日記 三月大歌舞伎…

海野弘『私の東京風景』を繰る。

バタバタと家事を終わらせイソイソと外出、金曜の朝専用のちょいととっておきの喫茶店でコーヒーを飲んで、ふうっとひと息ついたところで、おもむろに『海野弘コレクション第1巻/私の東京風景』を取り出し、あちこち繰って、ウキウキ。発売まなしに東京堂…

三信ビルで本を買い、山中共古『砂払』が届く。

日中の外出の折、日比谷界隈を通りかかったので、ひさびさに三信ビルの地下の小さな本屋さんへゆく。買いたい岩波新書があったのだけど、岩波新書はすでに撤収してしまったみたい。文庫本棚を眺め、ツラツラとチェックして、新刊のときに読了済みなので特に…

雨のなか、「一冊の本」と「月刊日本橋」を入手する。

朝から雨降り。のんびり家事を済ませ、ギリギリの時間に外出。昼休み、本屋さんへ。「一冊の本」と「波」を入手。雨のなか来た甲斐があったわいと、シメシメとコーヒーショップへ移動。今度出る「新潮」にチェーホフの未発表初期短篇が載るらしいと「波」を…