2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

広瀬千香さんを知る。

朝は今日もモーツァルトのシンフォニー。第39番を全篇通して、いつものアーノンクールで聴く。《プラハ》と違って、K.543 の方は全曲すみずみまでおなじみ。K.543 の方を愛するあまりに同じディスクに収録の《プラハ》の方がちょいとお留守になっていたよう…

モーツァルト、アナトール・フランス、加藤一雄

ぐっすり眠ってさわやかに早起き。たまっていた家事をしながら、モーツァルトの交響曲第38番《プラハ》を聴いた。お気に入りのアーノンクール盤。数年ぶりに聴いた第3楽章にウキウキ。ああ、ここにはこんなに素敵な音楽がひそんでいたのだなあと思う。どう…

文化生活一週間 #04

今週のお出かけメモ 展覧会 亀倉雄策 1915-1997 日本デザイン界を牽引したパイオニア / ギンザ・グラフィック・ギャラリー(http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/index.html) 幻想のコレクション 芝川照吉 / 松濤美術館(http://www.city.shibuya.tokyo.jp/…

鶴見線のあとも行きたいところ目白押し

予定よりもずっと早くに所用が終わって嬉しい。日比谷界隈を歩くその途中、ふと思いついてシメシメと線路沿いのドトールでしばし休むことにする。ほんの気散じにペラッと手持ちの文庫本、神吉拓郎の『たたずまいの研究』を繰る。戸板康二の文章でおなじみの…

『浅草 戦後篇』を読み進める。

朝、喫茶店で堀切直人著『浅草 戦後篇』を読み進める。「浅草軽演劇・芸人群像」のところをダーッと一気読み。芸人ばなしというものはひとたび読み始めるといつもページを繰る指がとまらないオーラがただよう。とにかく「読み物」としてとってもおもしろい。…

堀切直人著『浅草 戦後篇』を読み始める。

昨日に引き続き本格的に早起きができて、嬉しい。機嫌よく外出。喫茶店でコーヒーを飲む。堀切直人著『浅草 戦後篇』を読み始める。昨日、東京堂の新刊コーナーで、これは買って読みたいなという本があって、しばし立ち読みした。しかし、『浅草 戦後篇』が…

加藤一雄に感激し、書泉の鉄道コーナーで興奮する。

本格的に早起きをして時間がたっぷり。喫茶店で本を読む。昨日寝る前に、ちょいと本棚を整理したら加藤一雄の『無名の南画家』が出てきた。なので、今日はこれを読むこととする。ズンズンと読んで、シンシンと感激。なんというか、ただ黙って読むだけである…

亀倉雄策展をみたあと、京橋図書館へ。

日没後、イソイソと銀座界隈へ。ギンザ・グラフィック・ギャラリーで亀倉雄策展を見物。原弘、河野鷹思、ポール・ランドといった名前がクレジットされている「今日の商業デザイン展」、《グラフィック’55》のポスターにワオ! と興奮。先日近代美術館で見物…

文化生活一週間 #03

今週のおぼえ帳 戸板康二のお墓参りのあと鶴見線にのる 戸板康二先生の命日は1月23日。なんやかやで行き損ねている戸板さんのお墓に今年こそと思いつつも、毎年行き損ねていったい何年になるのだろう。…といったところだったのだけど、戸板さんのお墓は鶴見…

戸板康二の書簡を買う。

せっかく起きたというのに朝からとっても眠い。このままでは一日の活動に支障をきたすこと必至なので、今朝はちょいと高いコーヒーを飲んで、目を覚ますことにする。火曜日の夜に入手してからというもの、肌身離さず持ち歩き寝るときは枕元においている岩波…

末広亭で小三治の『初天神』をきく。

起き抜け早々、石神井書林の目録が届いていたことに気づく。昨日うっかり郵便受けを見るのを忘れていた。わーい、わーい。こうしてはいられないとイソイソと身支度を済ませ、早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲んで、のんびり。まずは、あともう少しで読了と…

宮脇俊三『終着駅は始発駅』を繰る。

今日はなんとか早起きに成功、家事をしながらイヤホンで、ひさしぶりにバッハのブランデンブルグ協奏曲を聴いてみたら、突然ハイ。あちこち拾い聴きして、ひたすらウキウキ。いつまでも聴いていたかったけど本も読みたいので、イソイソと身仕度。身仕度の時…

肥田せんせぃ講演会のあと、岩波現代文庫の戸板康二を買う。

日没後、イソイソと鍛冶橋通りを歩いて、INAX ギャラリーへ。「肥田せんせぃが語る、上方こども出版文化」と題された講演会を聴いた。去年夏に京阪神散歩に出かけた折に、ちょうど大阪で《肥田せんせぃのなにわ学》展が開催中で、大阪のあちこちでそのポスタ…

梅見計画をたてる。

結局、意気のあがらないまま、日没となる。ヨロヨロとマロニエ通りを歩いて、京橋図書館へ。あれこれと軽い調べものを済ませ、本を何冊か借りて外に出る。疲れたので、コーヒーを飲んでいくことにする。借りたばかりの、『鎌倉花模様』という名の花の写真集…

文化生活一週間 #02

今週のおぼえ帳 成瀬巳喜男のサイレントのモダーン東京! 成瀬巳喜男『限りなき鋪道』(昭和9年・松竹蒲田)/ 東京国立近代美術館フィルムセンター《シネマの冒険 闇と音楽:生誕百年の監督たち》(http://www.momat.go.jp/FC/fc.html) 成瀬巳喜男『君と…

朝は喫茶店、昼は本屋、夜は美術館にゆく。

朝の喫茶店で広津和郎の『続年月のあしおと』を読む。こちらも3年ぶりの再読。ズンズンと読み進め、ふと、牧野武夫著『雲か山か 出版うらばなし』の発掘を忘れていたことを思い出す。すでに発掘済みの広津桃子著『父広津和郎』の次に読もうかと思う。昼休み…

本読みは野口冨士男を中心にまわる

広津和郎『年月のあしおと』再読に燃えるあまりに睡眠時間がいつもよりもずっと短かかったものの、今日もなんなく早起き。「続」に入る前にと講談社文芸文庫の巻末資料を眺めていたら、全集のうち2巻分の解説を野口冨士男が書いているとのことで「おっ」と…

銀幕の明治チョコレート

朝の身支度の時間はハイドンの弦楽四重奏。去年の年明けのころに購った、ウィーンコンツェルトハウス四重奏団のディスク。その清冽さがいつ聴いてもしみじみいとおしい。このディスクを買って、ハイドンの弦楽四重奏を強化しようと決意したのであったが、そ…

広津和郎を読み、「栄養と料理」を買い、成瀬巳喜男を見る。

なんとか早起きできたことだし、さア、喫茶店で本を読むといたしましょうと外出しようとしたまさにそのとき、今日から読もうと思っていた、入手したままそれっきりになっていた広津桃子著『父広津和郎』を探すのを忘れていたことに気づいた。しょうがないの…

文化生活一週間 #01

今週のおぼえ帳 秀太郎の栄御前を堪能 坂田藤十郎襲名披露・壽初春大歌舞伎『鶴寿千歳』『奥州安達原』『万才』『曽根崎心中』/歌舞伎座・昼の部(1月2日) 坂田藤十郎襲名披露・壽初春大歌舞伎『藤十郎の恋』「口上」『伽羅先代萩』/歌舞伎座・夜の部(…

広津桃子作品集『春の音』のページを繰る

早くに目が覚めてしまった。寝床でしばしヌクヌク。イヤホンでムターの新譜、モーツァルトの K364 に耳をすませた。この曲を聴くのはずいぶんひさしぶり。何年か前、大岡昇平がモーツァルトに開眼するきっかけになった曲だと(たしか)記しているのを目にし…

写真展、コーヒー、レコード屋

順調に早起き。今朝もゆるりと本を読むといたしましょうと、三國一朗の「イングリッシュ・アワー」の跡地のビルヂングに突進すると、朝のわが行きつけリストのひとつの、本日のお目当てのとある喫茶店はまだ開いていない様子。このお店の休業に遭遇するのは…

新年あけまして

順調に早起きをし、早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲んでほっとひと息したあとで、冬休み前に読みさしだった、犬丸治さんの『天保十一年の忠臣蔵』をノートを脇において、ランランと熟読。ゾクゾクするほど面白いので一気読みしたいところだけど、丁寧に読…