2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

南川潤を読んで、戦前の銀座八丁と製菓会社をおもう。

先週の週明け、《時代劇ぐらふぃてぃ Vol.3》特集開催中の新文芸坐にて、戦前の鞍馬天狗2本立てを見た。で、その翌朝、アラカンの余韻を胸に、五反田で安かったので買っておいたもののそれっきりになっていた、竹中労『日本映画縦断1 傾向映画の時代』(白…

「戸板康二ダイジェスト」更新メモ(#051)

2月も下旬になってやっと、新年初の戸板康二ダイジェスト(http://www.ne.jp/asahi/toita/yasuji/)。 わが「戸板康二道」回顧を兼ねた、戸板康二ブックマーク(http://www.ne.jp/asahi/toita/yasuji/b/link.html)をこしらえたこと。 十返肇は、わたしにと…

目黒で山本武夫展を見て、バスにのって自由が丘。宮本三郎美術館へ。

正午、目黒へゆく。目黒区美術館(http://www.mmat.jp/)で《山本武夫展 美人画と舞台美術》を見物する。 山本武夫を知ったのは、戸板康二を読むようになって、内田誠と明治製菓の「スヰート」に心惹かれてゆくなかで、小村雪岱とともにその名を心に刻んだの…

中村登『我が家は楽し』と銀幕の製菓会社。「森永広告学校」文献。

調べものはちっともはかどらず、今日もあっという間に閉館時間。どんよりとぶあつい曇り空の下、駅へ向かって歩く。今にも降りそうな気配だけれど、雪はまだ降っていない。渋谷の裏道でコーヒーを飲んでひとやすみして、日没後、神保町へ。神保町シアターで…

歌舞伎を見て、喫茶店で本を繰り、文芸坐で東映時代劇をみる一週間。

土曜日。 朝。京橋図書館に出かける。本を返して、また借りて、タリーズへ移動。歌舞伎座の昼の部開演まで、まだだいぶ時間がある。それまでの間、コーヒーを飲みながら、のんびり本を繰るとしようと、『丹羽文雄文学全集』第11巻(講談社)を取り出す。十返…