2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

最後の・歌舞伎座の『野崎村』、岩波文庫のリクエスト復刊

まだ雨が降っていなくて嬉しい。ツンとした冷気のなかを今週もイソイソと歌舞伎座の幕見席へ。千秋楽の前日の幕見席の行列は初日の次の日よりはずいぶん大勢だった。開場が始まってツツツツと歩を進めていたら id:kanetaku さんに遭遇してワオ! だった。わ…

歌舞伎座と神保町

芝居見物 二月大歌舞伎『番町皿屋敷』『五斗三番叟』『隅田川』『どんつく』/歌舞伎座・昼の部 歌舞伎座行きのたのしみのひとつに、筋書の表紙を眺めたあとで「今月の表紙」なる一文を読み、そのあとでまた表紙を眺める、というのがある。今月の表紙は、三…

文楽見物

雨は今にも降りそうだけどまだ降っていない。6時開演の文楽見物に向けてお濠端をズンズンと競歩。このところ鴨を横目にお濠端を歩くのがたのしい。プカプカ浮かぶ鴨とたまに登場の白鳥を眺めてると日常の雑事を忘れ、すさんだ心がなんとなく穏やかになって…

神保町にて

帰りにふらっと神保町に寄り道。まずは岩波ブックセンターへ。「上方芸能」最新号をエンエンと立ち読みしていたら、いつのまにか閉店間際になっていて、あわてる。あわてたまま、雑誌売場をざーっと観察すると、「映画論叢」の最新号が1冊だけ残っているの…

続々・歌舞伎座の『野崎村』

今週もイソイソと野崎村を目指して歌舞伎座の幕見席へ。ああ、なんか、たのしくてしかたがない。以下、今回は、舞台以外のことばかりを延々と。 芝居見物 二月大歌舞伎『野崎村』/ 歌舞伎座・夜の部一幕見 『野崎村』にまつわるあれこれに、なにかと感激続…

東京国立近代美術館

連休初日、かねてからの予定通りにまずは竹橋までズンズンと歩いて、東京国立近代美術館の常設展示をゆるりと見物。本館のあとは北の丸公園にて持参のお弁当で草の上の昼食、いくぶん曇りがちな空の下でどこまでも静かな午後のはじまり、と言いたいところだ…

雲助冬の夜噺、岩田豊雄追悼号

落語メモ 鈴本演芸場上席・夜の部《雲助冬の夜噺》 古今亭駿菊 春風亭正朝『フルムーン』 大瀬うたじ・ゆめじ(漫才) 三遊亭歌之介『幕末龍馬伝』 柳亭燕路『甲府い』 (お仲入り) 五街道喜助『壷算』 鏡味仙三郎社中(太神楽曲芸) 五街道雲助『文七元結…

続・歌舞伎座の『野崎村』、犬も歩けば戸板見立て絵

芝居見物 二月大歌舞伎『野崎村』/ 歌舞伎座・夜の部一幕見 イソイソと今週も歌舞伎座の幕見席に寄り道。『野崎村』に並ぶ行列の数はパッと見た目分量では先週の5倍くらい、倍率ドンさらに倍、とあまりの人数の多さにびっくり、というのはウソで、これでや…

神保町にて

岡鹿之助『ひたすら造形のことばで』(中央公論美術出版、平成10年) ひさしぶりに東京堂のふくろう店に足を踏み入れて、いつもまっさきにチェックする特価本コーナーを眺めていたら、岡鹿之助の本があるので大感激。ガバッと手にとって値段を見ると、看板に…

末広亭・昼の部

末広亭の昼の部へ。開場前から並ぶということをしたのは初めてだったので、それだけで新鮮だった。家族連れがいたりして、いかにも日曜日のお昼でいい感じ。お父さんと小学生の息子、という組み合わせを寄席で見ると、いつも急に心があったかくなる。歌舞伎…

演劇書とフィルムセンター

夜中に三宅周太郎の『羽左衛門評話』を読んでいたら急に歌舞伎気分が盛り上がり、宵っ張りだったのにきちんと早起き。今日を逃すとしばらく休館日なので、イソイソと早稲田の演劇博物館へ出かけた。とある調べものが済んで安心したあとにゆるりと、前々から…

平日古本日記

月曜日、ふらりと神保町に寄り道。週末に出かけた折に迷った末に自制した本があったのだけれども、とっくりと考えた結果、やっぱり欲しくなって買いに行った(いったい、なんなんだ…)。 安部豊編『歌舞伎之型 魁玉夜話』(文谷書房、昭和25年3月) 前々か…

歌舞伎座の『野崎村』

ひさびさに朝っぱらから喫茶店でコーヒー、岩波の旧大系『浄瑠璃集』で近松半二の『新版歌祭文』の「野崎村」のところまでを読んだ。お家騒動的になりそうな続きがたのしみたのしみ、歌舞伎座の幕見席はもっとたのしみたのしみ、と、夕方はソソクサと歌舞伎…