2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

本を売って焼酎を飲む。

朝の喫茶店で、返却期限が過ぎている『時代劇伝説』というタイトルの論文集を繰る。ジュンク堂で立ち読みして面白そうだったので図書館で借りたのだったが、いつのまにか返却期限でヒイヒイと拾い読み。大川橋蔵に関する文章がとても面白くて、大川橋蔵とは…

今日の気分は秋声だった。

ぐっすりと眠って、寝覚めバッチリ。早々に外出して、喫茶店で本を読む。昨日の夜、ふとスイッチを入れたら「ラジオ深夜便」にて本のおしゃべりの途中、話題になっているのは、あ、高峰秀子の『わたしの渡世日記』だとすぐにわかった。毎月最後の日曜日の夜…

文化生活一週間 #08

今週のおぼえ帳 (あとで追記) フィルムセンターで1931年ドイツ映画 ゲオルグ・ヴィルヘルム・パプスト『三文オペラ』DREIGROSCHENOPER(1931年)/東京国立近代美術館フィルムセンター《ドイツ・オーストリア映画名作選》(http://www.momat.go.jp/FC/fc.h…

田村町のキムラヤで生き返る。

金曜の朝なのでいつもより高いコーヒーを飲む。みすず書房《大人の本棚》の『素白先生の散歩』を繰る。日中の外出の折、通りがかりの本屋で「本」を入手。疲れたのでドトールでひとやすみ。松浦寿輝の文章が妙に心に残って、しばしほんやり。『素白先生の散…

岩波ブックセンターでお買い物

朝の喫茶店。ふと思い立って持参した日本古書通信社の「こつう豆本」の徳永康元著『黒い風呂敷』を読み返す。戸板康二の雅楽シリーズ、今日は『ラスト・シーン』を読む。昨日に引き続いて素白を読む。 夕刻、丸の内カフェに行く。小岩井のビンの牛乳110円が…

フィルムセンターで『少年探偵団』を見る。

朝、喫茶店で昨日届いたばかりのトクマノベルス版の戸板康二『グリーン車の子供』を開く。初めて読む雅楽ものが何篇もあって嬉しい。大切に読んでいくとしようと、今朝は最初の1篇、『一人二役』を読んだ。まだだいぶ時間があったので、残り時間はみすず《…

フィルムセンターで『三文オペラ』を見る。

バタバタと支度をしてイソイソと外出、ふうっと喫茶店でコーヒーを飲む。岩波文庫の岩淵達治訳『三文オペラ』をパラパラと読み返し、あとのブレヒトによる覚書と訳者解説をじっくりと読み返す。まだ少し時間があったので、細切れ用に持ち歩いている神吉拓郎…

伊藤正雄著『忘れ得ぬ国文学者たち』を繰る。

へなへなと週末が終わった。今日も早起き。時間がたっぷりなのでこれ幸いと、週明けにあたって気合いを入れるべく、歩いて出かけることにする。が、すぐに疲れてしまい、ノロノロと力なく歩く。朝っぱらからずいぶんくたびれた。2駅分歩いただけで無念の途…

文化生活一週間 #07

今週のおぼえ帳 文学館のライブラリーで吉村公三郎の『自由学校』 獅子文六原作『自由学校』はたまに上映があっても、いつも松竹の渋谷実の方ばかり。その一方、吉村公三郎の大映版はずっと気になりつつも今までとんと見る機会のなかった。教えていただいた…

ムターのモーツァルト

ここ数ヶ月ずっと気がかりだった6月のムターの来日公演のチケットを押さえてひとまず安心安心と、手帳に当日のプログラムをメモする。モーツァルトのソナタ、K.305 と K.304 と K.380、休憩をはさんで、K.379 と K.526 というふうに、今のところは予定され…

岩波文庫の『三文オペラ』を読む。

あいかわらずの早起きで朝は時間がたっぷり。雨降りのなか、早々に外出。喫茶店で岩淵達治新訳の岩波文庫のブレヒト『三文オペラ』をグングンと読む。いつもながらに岩波文庫は本のつくりがすばらしいなあと、註釈を参照しながらじっくりと文字を追うのが、…

神保町に寄って、あれこれ本を見る。

今日も早起きして早々に外出。喫茶店で昨日届いていた「日本古書通信」をゆるりと読む。じっくりと読む。松本八郎さんが小山書店の「新風土記叢書」について書いていたり、八木福次郎さんが柳田泉と木村毅のことを書いていたり、今回も胸躍る記事満載で嬉し…

講談社文芸文庫の吉田秀和さんに涙ぐむ。

5時起床。最近順調に早起きができて嬉しいけど、問題は、すぐに眠くなり、その眠気は夜寝るまでずっとおさまらない、ということなのだった。ああ、どうしてこんなに眠いのだろう、ニシ・アズマみたいに昼寝したいなあといつも思うことを今日も思いつつ、昼…

神吉拓郎の『笑う魚』を繰る。

5時起床。昨夜はぐっすりと寝たので実に爽快な目覚め。ムターのモーツァルトを聴きながら家事をいくつか片づけて早々に外出。一日の活力を入れるべく(すぐ切れるけど)、コーヒーを飲んでいくことにする。なんとはなしにぼんやりと週末に入手の旺文社文庫…

文化生活一週間 #06

今週のおぼえ帳 週末展覧会めぐり パウル・クレー展 線と色彩/大丸東京ミュージアム(http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html) 土曜日。タダ券入手に成功したので、と母を誘って軽い気持ちで出かけたのだったけど、なかなかよかった。…

ムターのモーツァルトを聴き、『歌舞伎辞典』を買い控える。

もっと寝ていたかったけど無駄に早く目が覚めてしまった。いくつか家事を終わらせてもまだ時間がある。これ幸いと、今日は歩いて出かけることにする。歩きながらイヤホンでムターのモーツァルトを聴く。このところ3番と4番のコンチェルトに夢中なのだった…

神保町で『廣津和郎 初期文芸評論』を買う。

いつものことではあるけれど一日中力が出ないので、今日も早々に帰ることにする。神保町を通りかかる。ふと思い出して、本の整理用にと、文房堂でグラシン紙10枚と透明セロファン10メートルを買う。計549円。片手に筒状のものを持つこととなり、落ち着いて本…

木村毅『明治文学余話』を繰り、『共古日録抄』を借りる。

今朝は霜川をひとつ読んでみるとするかなと買ったばかりの「明治文学全集」の『水野葉舟 中村星湖 三島霜川 上司小剣集』を持参することにする。月報を眺めふと思いたって、リキエスタの会(http://www.honco.net/richiesta/)発行の木村毅の『明治文学余話…

文庫本をさがし、去年の梅雨の甲府を追憶す。

朝。かたづけをしている折、昨日神保町で入手した「春の岩波文庫リクエスト復刊」のチラシを眺めていたら、神西清訳のドストエフスキー『永遠の夫』の文字に目が釘付け。未所持の神西清の翻訳本がまたまた入手できるとはなんと嬉しいことだろうとしみじみし…

三宅坂を通り、神保町を通る。

朝からなんとなくクサクサするので、歩いて出かけることにする。お濠端をテクテクと三宅坂を下ってゆく。なだらかな下り坂がたいへん心地よい散歩道。しかし、今日は曇っているからよいものの、いかにも日焼けしそうな道だから毎朝は無理だなあと思いつつ、…

文化生活一週間 #05

今週のおぼえ帳 本を読んでの映画を3本 マキノ正弘『鴛鴦歌合戦』(昭和14年・日活)/ユーロスペース(http://www.eurospace.co.jp/) 数年ぶりの再見。金井美恵子の文章を機にずっと見たいと思っていて、念願かなってスクリーンで見たのは何年前だったか…

朝は加藤一雄、夜は広瀬千香を読む。

朝の喫茶店でコーヒー片手にのんびり。母から借りた「暮しの手帖」をザッと眺めたあと、加藤一雄の『近代日本の絵画』(河原書店、昭和41年)を繰る。まっさきに鏑木清方の章を読む。じっくりと読む。この本は京都の出版社の《日本の美と教養》という叢書の…

京橋図書館のあと、みすずの読書アンケート特集を買う。

朝の喫茶店。野呂邦暢著『古い革張椅子』を読んだあと、昨日の夜に発掘した岩波文庫の『高慢と偏見』上下をあちらこちらと読み返す。 日没後。マロニエ通りをズンズンと歩いて、京橋図書館へ。予約していた本を引き取って安心、あとはもう家に帰るだけだとの…

上村以和於著『仮名手本忠臣蔵』、「映画の日」に『鴛鴦歌合戦』

今日も早起き。窓の外は雨がザアザア。ここまでザアザアだと、かえって気持ちよくなってくるくらい。今日はいつもよりもさらに早い時間に外出。喫茶店でコーヒーを飲んで、上村以和於著『仮名手本忠臣蔵』を一気にダーッと読んだ。図書館の返却期限が迫って…