2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

丸善で権藤芳一『増補版 近代歌舞伎劇評家論』を買う。

今日も早起きをして、喫茶店でコーヒー片手に、長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』(河出書房新社、2006年)を読み続ける。この勢いでいけば明日中になんとか読み終えることができそうだ、というところで、時間になる。昼、お弁当もそこそこに…

長谷川郁夫の長谷川巳之吉を読み続け、日比谷のドトールで憩う。

今日もずいぶん早起きをして、喫茶店で長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』(河出書房新社、2006年)を第二部の最初からひたすら読み続ける。巳之吉がなし得たことは「大正」の完成だ、という一節がある。長谷川郁夫は「大正」を《詩と音楽と美…

銀座でウディ・アレンの『マッチポイント』を見る。

早起きして早々に外出。喫茶店で、長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』(河出書房新社、2006年)をひたすら読み続け、「早稲田文学」連載分の第一部を読了したところで、ちょうど時間になる。昼、お弁当もそこそこに、コーヒーショップへゆく。…

神保町で長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』を買う。

河出書房の今月の新刊、長谷川郁夫の長谷川巳之吉本は出ているかしらッの一念で、昼、早歩きして本屋へゆく。新刊コーナーに面出しで、長谷川郁夫『美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉』が売っていて、ジーンとなる。「図書新聞」で長谷川郁夫の長谷川巳之吉…

文化生活一週間 #34

今週のおぼえ帳 はじめての宝塚見物から半年 宝塚歌劇花組公演『ファントム』/ 東京宝塚劇場(8月26日) 去年年末に急に宝塚を一度は見てみたいと思ったら、今年3月、星組の『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編』で早くも実現。戸板…

帖面舎の『岡倉本・イーリア随筆』が届く。

こうしてはいられないといつもよりもさらに早起きをする。いつもよりも高い喫茶店へゆき、福原麟太郎『チャールズ・ラム伝』の再読を進める。帰宅すると、『岡倉本・イーリア随筆』(帖面舎、昭和40年)が届いていた。また高い本を買ってしまったと、払込用…

福原麟太郎『チャールズ・ラム伝』を読み、丸善に寄る。

なんだかひどくクサクサするので、今日も早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲む。急に思い立って、福原麟太郎の『チャールズ・ラム伝』をじっくりと再読することにする。じっくりと読み進める。昼もクサクサするので、コーヒーショップへゆく。『チャールズ・…

『ある人生の門出』を読みバルザックを思い、福原麟太郎を読む。

朝から力が出ないので、早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲む。読みさしの、アニータ・ブルックナー/小野寺健訳『ある人生の門出』(晶文社、2004年)を読み続ける。テンションの低いなか、ぼんやりと読むのも悪くないなアと、テンション低くしかし機嫌よく…

『曖昧の七つの型』を買い、バッハを聴きつつ福原麟太郎を読み返す。

昼、本屋へゆく。今日も演劇出版社の今月の新刊(のはずの)、権藤芳一『増補版 近代歌舞伎劇評家論』は発見ならず、しみじみくたびれた。気を取りなおして、文庫本の偵察をしようと、イソイソと文庫コーナーへ移動。岩波文庫の新刊の、ウィリアム・エンプソ…

ブルックナー『ある人生の門出』を読み、《音楽の捧げもの》を聴く。

無理矢理気合いを入れるべく、必要以上に早起きをして、早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲んで、ひとやすみ。アニータ・ブルックナー/小野寺健訳『ある人生の門出』(晶文社、2004年)を読みはじめる。読み始めたとたん、たいへん好みの小説で、急に機嫌が…

文化生活一週間 #32-33

夏休みおぼえ帳 ポール・マーカス『ハイジ』 Heidi (2005年・イギリス)/ シネカノン有楽町(http://www.cqn.co.jp/THEATER/cqnyurakucho/index.html) 夏休みの本読み 母に誘われて、夏休みならではのよろこび、平日のモーニングショウ(水曜日女性1000円…

『ジェイン・エア』を読み終えて、明日から夏休み。

朝の喫茶店で、『ブロンテ全集』第2巻、シャーロット・ブロンテ/小池滋訳『ジェイン・エア』を読了。まだ時間があったので、新聞を見ていると、演劇出版社の広告に権藤芳一『増補版 近代歌舞伎劇評家論』の文字があるので、「えー!」と大興奮。昼休み、お…

『ジェイン・エア』が佳境に入り、網野菊訳のブロンテ伝が届く。

今日も早起きして、喫茶店で『ブロンテ全集』第2巻(みすず書房)を取り出し、シャーロット・ブロンテ/小池滋訳『ジェイン・エア』を読む。明日の朝に読み終わるようにうまく配分できた。ちょうど夏休み前に読み終えることになって、区切りがよい。日没後…

車谷弘の『わが俳句交遊記』を取り出して、「雑談」を思う。

台風接近で朝から雨降り。イソイソと外出して、喫茶店で『ジェイン・エア』の続きを読む。 夕食のあと、車谷弘の文章がいかにすばらしいかということをひさしぶりに思い、何年かぶりに『銀座の柳』(文藝春秋、昭和55年)を取り出てみると、中にコピーが挟ん…

『ジェイン・エア』を読み、京橋図書館へゆき、ディケンズを思う。

早起きして、喫茶店へゆく。『ブロンテ全集』第2巻(みすず書房)を取り出し、シャーロット・ブロンテ/小池滋訳『ジェイン・エア』を読み続ける。ヒロインの卓越した現実感覚とハードボイルドさと、舞台装置のどこか現実離れしたゴシック的雰囲気との調和…

福原麟太郎を読み、丸善に寄り道し、『ジェイン・エア』を読む。

朝の喫茶店で、読みさしの福原麟太郎『イギリス文学の輪郭』(研究社出版、昭和29年)を取り出し、「明治の日本」と題された最後の章を読む。タイトルを見ただけでムズムズしつつも、じっくりと読むべくわざわざここだけ最後にとっておいたのだった。いわゆ…

文化生活一週間 #31

今週のお出かけメモ シェイクスピアを読んで宝塚見物へ 宝塚歌劇月組公演『暁のローマ』『レ・ビジュー・ブリアン』/ 東京宝塚劇場(8月3日) 灼熱のなかを歩いて美術館へ 《なつの常設展示 印象派から21世紀へ》/ ブリヂストン美術館(http://www.bridg…

福原麟太郎『イギリス文学の輪郭』と『ブロンテ全集』を繰る。

朝の喫茶店。福原麟太郎『イギリス文学の輪郭』(研究社出版、昭和29年)を読み始める。昨日読んだシェイクスピアに興奮のあまり、ちょいなと英文学のお勉強をするべく出かける前に突発的に持参したのであったが、これまたひとたび読み始めると、冒頭の概論…

中野好夫訳のシェイクスピアに胸躍らせ、東京宝塚劇場へ出かける。

朝の喫茶店。シェイクスピア/中野好夫訳『ジュリアス・シーザー』(岩波文庫)を読み始めてみると、思いのほかたいへんおもしろく、眠気が吹っ飛ぶ。原文はもちろんだけど、中野好夫による詳細な注釈にたいそうワクワク。注釈を参照しながら原文の文字を追…

野口冨士男『徳田秋声の文学』を繰り、保昌正夫が届く。

早起きをして、喫茶店でコーヒーを飲む。野口冨士男『徳田秋声の文学』(筑摩書房、昭和54年)を取り出し、「『仮装人物』の副女主人公」の項をじっくりと腰を据えて熟読して、すっかり目が覚める。『仮装人物』をもう一度腰を据えて、読み直したいものだと…

青山光二『吾妹子哀し』を読み、夜空の下、築地川公園へ散歩する。

朝の喫茶店で、青山光二『吾妹子哀し』(新潮文庫)を読む。新刊当時に一度読んでいたのだけれど、『食べない人』のあとで読み直してみると、以前と比較にならぬほど、グッとしみてくる。シンシンとひたすら読み続け、併録の『無限回廊』の途中で時間になる…