2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧
昼休みの本屋さんで、なんとはなしに「暮しの手帖」を手にとって、思わず欲しくなって買ってしまった。お掃除がたのしそうだし、大根料理がおいしそう。実家の母が買っているのをチラリと見る程度で、「暮しの手帖」最新号を自分で買ったのは初めて。なんだ…
正午に吉祥寺で待ち合わせ。本日の車中の読書は「BOOKISH」第8号《画家のポルトレ》。せっかくのよいお天気なのでお昼ご飯を買って井の頭公園へ。ひさびさに来てみると、池にはたくさんの鴨がスイスイ移動している。枯れ葉を踏みながら木々の下を歩くのがと…
2カ月前にとてもよい買い物ができた思い出の趣味展であったので(id:foujita:20040925)、味をしめて、次回開催はいつかしらと前々から手帳に大きく「趣味展」とメモしていた。というわけで、予定通り早起きに成功、天気も快晴で万事快調、意気揚々と自転車…
小石川にて、西秋書店若主人氏と新・読前読後(id:kanetaku)氏と飲み会。焼酎片手にワアワア言いながら、藤沢清造のこととか保昌正夫さんのこととかいろいろ話しているうちにあっという間に時間が過ぎた。次回の地下室の古書展(http://underg.cocolog-nift…
昼休みの本屋さんにて。 三木のり平/小田豊二・聞き書き『のり平のパーッといきましょう』小学館文庫(ISBN:4094028560) 昨日の映画以来、三木のり平のことが忘れられないなかで、ふとこの本の存在を思い出して、昼休みイソイソと本屋さんへ物色に出かけて…
午後、新宿から京王線に揺られて仙川へ。前々から気になっていた武者小路実篤記念館へ出かけた。仙川は初めて降りる駅。展覧会見物は初めての町を歩くのがいつもそこはかとなくたのしい。いかにも私鉄沿線というふうな商店街を歩いてゆくと桐朋学園が見えて…
日没後、有楽町まで歩いて、線路沿いをさらに歩いて帝国ホテルの手前で左折、泰明小学校の脇を通って右折、新橋方面へとさらにテクテク歩いた。新橋に来るのはずいぶんひさしぶり。あ、新橋ステンション、と小林清親の絵を思い出した。それから急に、去年、…
先月に引き続いて今月も国立劇場で芝居見物、今月もよいお天気で嬉しかった。意気揚々と自転車に乗って早めに外出、先月と同じスターバックスで、読みさしの出口裕弘著『辰野隆 日仏の円形広場』を読んだ。まだまだ時間があったので、ちょっと早めに劇場に行…
日没後、銀座7丁目までテクテク歩いて、HOUSE OF SHISEIDO で山名文夫展を見物。大正11年山名はプラトン社に図案家として採用されたのを皮切りに、1931年には資生堂入社、以後、日本工房などを渡り歩き華々しく活躍、というくだりを見て、以前とても面白く…
日没後、ひさしぶりに神保町に突進。古本まつりに行き損ねてからというものすっかり足が遠のいていた。岩波ブックセンター、書肆アクセス、東京堂、とある喫茶店と、平日の寄り道コースをひさびさにたどって、乾いた喉がうるおった心持ち、すさんだ心が洗わ…
目を覚まして寝床から手を伸ばしてラジオのスイッチを入れてみると、「音楽の泉」ではモーツァルトのヴァイオリンソナタ、K379 の第一楽章の長い序奏のところがきこえてきて、胸がいっぱい。この曲、大好き。序奏が終わって短調に入るところもよいし、第2楽…
午後は目白。先日、東京の坂道の話をしていたところだったこともあって、ぜひ見てもらいたい坂道があると聞き、テクテクと散歩した。たしかに一見の価値あるスゴい坂道だった。末永く心に刻んでおくとしよう。前々から、東京の坂道で思い入れの深い、好きな…
音曲・芝居噺研究会 二十回記念 / 鈴本演芸場 林家彦丸『どどいつ親子』 林家正雀『質屋芝居』 対談「わたしと寄席」小沢昭一+林家正雀 (仲入り) 扇よし和(小唄) 林家正雀『藁人形』 年に2回開催されている正雀さんの「音曲・芝居噺研究会」は今回で2…
中公文庫で『かぶき讃』が刊行予定と知ってからというもの、頭のなかは折口信夫のことでいっぱい。 明日から天気が悪くなるそうなので、このおだやかであたたかな気候を今のうちに満喫しておこうと、日没後、京橋図書館までいい気分ででテクテク歩いた。『折…
12月の中公文庫の新刊で、折口信夫の『かぶき讃』が発売になると知って狂喜。しかーし、これだけでは片手落ち、戸板康二の『折口信夫坐談』の復刊も希望! 2004年という年は、戸板康二の『歌舞伎への招待』で始まって折口信夫の『かぶき讃』で終わるというこ…
たのしいたのしい歌舞伎座の昼の部なので張り切って早起きしてイソイソと外出。開館間際の京橋図書館へ行き、各紙書評をざっとチェックしたあと、予約していた本を引き取ってタリーズへ移動。観劇前のゆったりした喫茶はいつも満ち足りた時間で、こうすると…
一晩考えた結果、やっぱり酔狂な本を買うことに決めた。決めてしまったからにはもういてもたってもいられない。さっそく今日、出先からはるばる荻窪へ足を伸ばした。1日置いただけでまたもやささま書店へ来ることになるとはと競歩して、今日もまずは軒先の1…
いつのまにか「一の酉」が過ぎてしまっている。金曜日の朝、明日が休みだと思うと、毎週しょうこりもなく嬉しい。機嫌よくいつもより早くに外出して、コーヒーを飲みながら、武田麟太郎の『一の酉』を読んだ。堀切直人さんの『浅草』をあらためてじっくりと…
岩波書店のサイトに、担当編集者さんによる杉山其日庵『浄瑠璃素人講釈』に関する文章が載っているのを発見(→ http://www.iwanami.co.jp/hensyu/bun/another.html)。最後の方の、《素人は腹を抱えて笑い、学者は(研究対象として難解で)頭を抱える、とい…
顔見世大歌舞伎『関の扉』/歌舞伎座・昼の部一幕見 歌舞伎を続けて見るようになって初めて迎えたお正月が1999年、その初芝居で『関の扉』を見た。演目そのものが一気に大好きになり、忘れられない記憶となった。忘れられないあまりにその数カ月後、常磐津の…
このところ気が滅入るニュースばかりでクサクサ。こんなときは戸板康二の本を読んで気を紛らわせるほか方法がないと先週はいろいろめくって、何度も読み返してもホクホクの戸板本、まさしく絶好の気分転換となった。そんななか、今回「おっ」と目にとまった…