2003-12-01から1ヶ月間の記事一覧

新宿のタワーレコード

今日もしばらく寝床でぬくぬくとウラッハのクラリネットを聴いたあと、張り切って早起き。母遠方より来訪(電車で30分)、大掃除を手伝ってもらう。二人で怒濤の勢いで掃除にいそしみ、万事抜かりなく終了。こんなに燃えるなんて。昼食後、新宿へ買い出しへ…

休日日記

めずらしく早起きの休日。日曜日の定番、NHKラジオ「音楽の泉」が始まった頃に外出、バッハの無伴奏チェロだったので後ろ髪をひかれる思いだったけれども、いったん外に出ると、朝の町並みが気持ちいい! と、わたしにしてはたいへん珍しい休日の早起き、ち…

伊勢丹の古本市

お正月休み一日目。朝目が覚めると、今日はツンと寒い。しばらく寝床でぬくぬくとバッハの《クリスマス・オラトリオ》1枚目を聴いた。顔だけがどんどん冷えてくる。けど、快晴でよい気分。やっとのことで寝床を出て、家事一通りを済ませて、いそいそと外出。…

幾代餅、年越し蕎麦

昨日のいただきもの:「あまカラ」第76号、昭和32年12月(狂喜乱舞)「あまカラ」の本誌を手にしたのは今回が初めてだった。この号では「行きつけの店」というコラム欄に戸板康二登場、しばしばそのエッセイで目にする新橋の「園」というお店のことを書いて…

文六ウィーク

先週、図書館で『信子・おばあさん』を借りて読んだ。『信子』は清水宏が監督しているとのこと。主演は高峰三枝子、結構はずれも多い清水宏、これはどんな映画なのだろう。『信子』も悪くはなかったけれども、ついでに読んだ『おばあさん』がよかった。花森…

名取洋之助、東西芝居噺、夢諦軒

このところ胃がもたれてしょうがない。今日はさわやかに早起きして掃除洗濯をすませてさっさと外出、番町へ。戦前の河野鷹思に心ときめかした直後に、名取洋之助関連の展覧会を見ることができた。日曜日の午前中の展覧会場はとても静かでゆっくりと戦前ニッ…

花森安治特集

昼休みはひさしぶりにのんびりと界隈を散歩。空気はツーンと冷たいけれども晴れわたっていて日射しがポカポカしていて実にいい気分だった。いつもの本屋さんに足を踏み入れてみたら、「暮しの手帖」の別冊として花森安治の特集冊子が売っていた。どれどれと…

折口、近松、獅子文六

今日は出るのが遅くなってしまった。クリスマス一色の銀座を早歩きで横切って、大急ぎで築地へ。目的地は行きつけの京橋図書館。取り置いてもらっている本が何冊かあったのだ。まずは、芸能学会編の『折口信夫の世界 回想と写真紀行』という本。戸板康二の文…

『徳川夢声と出会った』を買った

このところ朝の電車のなかでは漱石の『二百十日・野分』(新潮文庫)を読んでいる。たかだか10分の車内なのでのろのろと読んでいる。朝はどんより曇り空で強風が吹き荒れてしみじみ寒かった。日中は9階にいる。窓から見えたのはとてもきれいな青空、どこま…

河野鷹思展

河野鷹思展《昭和を駆け抜けたモダニスト 1906-1999》ギンザ・グラフィック・ギャラリー *1 ほんの物見遊山気分で立ち寄ってみたら、大興奮。ずっとここにいたいッという気にさせられる展覧会。こんなにドキドキするなんて! 前々から大好きなものいろいろが…

戸板さんからの贈り物

赤穂浪士討ち入りの日は戸板康二のお誕生日、今年生誕88年、末広がりだ。日頃から戸板康二のことばかり考えている(というか、しか考えていない)身としては、ちょっとばかし特別な一日としたい、と思ってみても、毎年そのまま過ぎ去ってしまう。以前、戸板…

アキ・カウリスマキと熊谷守一

ちょいと早起きして池袋へ。何度も見逃していたアキ・カウリスマキの『過去のない男』をやっと見ることができた。いい映画だった。にこりともしない人々の醸し出すおかしみ、いつものアキ・カウリスマキぶりをひさびさに堪能。ラストの二人はのちに『浮き雲…

朝の喫茶店

いつもよりずいぶん早くに家を出て、出先の近くの喫茶店で本をめくった。近松浄瑠璃集にとりかかったところで、『用明天王職人鑑』の人物関係図と各段の要点をこしらえる。といってもそんなに複雑ではない。頭注と補注をひっきりなしに眺めつつ序段の途中ま…

教文館にて

2年以上前に、昔の「暮しの手帖」で連載されていた清水一の建築エッセイのファンになって、古本を2冊仕入れてみたら花森安治の装幀が嬉しいのみならず清水一のことがますます好きになるような素敵な本だった、というようなことをウェブに書き連ねたことが…

小林信彦が久保田万太郎を、大学図書館と映画館

今出ている「週刊文春」で小林信彦が久保田万太郎の小説『三の酉』のことを書いている、という内容のメイルをいただいてびっくり、昼休みさっそく立ち読みに出かけた。酉の市、切山椒、三島由紀夫による万太郎論、俳句のこと、『三の酉』のことと、内容その…

図書館デー

先月に歌舞伎座の『盛綱陣屋』にことのほか興奮してしまって、いろいろ尾を引いている。その一貫で戸板康二の『丸本歌舞伎』という本を読み返していた折、「丸本歌舞伎研究」という文章で、近松門左衛門の『用明天王職人鑑』という浄瑠璃のことがちょろっと…

新しいスケジュール帳

来年の手帳のリフィルを買った。毎年おなじみの買い物なのだけれども、年が明けてあわてて買うことの方が多くて、今年はわりかし早かったと思う。なぜ早く買ったのかと言うと、スケジュールを書き込んでおきたい楽しみな予定が来年あるからなのだった。来年…

週末日記

土曜日はちょいと遠出して、昭和のくらし博物館へ出かけた。翌日曜日は、初日に行こうと心に決めていたはずの樋口一葉の展覧会、結局はいつもの通り、最終日になってあわてて行くことになってしまった。palette'd azm を拝見してますます心が躍っていたのだ…

大根と人参、圓生百席

昼休み界隈を散歩した。青い空が高く澄んでいていい気持ちだった。やっとストーブを出して灯油も用意したというのに、このところあまり寒くない。もうちょっとツーンとなってほしい。 渋谷実『大根と人参』/東京国立近代美術館フィルムセンター*1 前々から…

聴いている音楽

昨日、ふと山野楽器のポイントカードが貯まっていることに気づいて、いそいそとクラシック売場に出かけた。3000円分のお買い物ができるこの機会、なにかとびっきり素敵なディスクと交換したい。と思ってすぐにひらめいたのが、何年も前から気になっていた、…

辻占

昨日の雲助師匠の『辰巳の辻占』のことを思いながら、「辻占」という風物がいいなアと朝っぱらからぼんやりしていた。「辻占」と聞いて思い出すもので何かよいのがあるようなと、昨日からずっと心のなかで引っかかっていた。わたしは何を思い出したいのだろ…