名取洋之助、東西芝居噺、夢諦軒

foujita2003-12-21


このところ胃がもたれてしょうがない。今日はさわやかに早起きして掃除洗濯をすませてさっさと外出、番町へ。戦前の河野鷹思に心ときめかした直後に、名取洋之助関連の展覧会を見ることができた。日曜日の午前中の展覧会場はとても静かでゆっくりと戦前ニッポンの報道写真諸々を見物。このギャラリーは初めてだったけれどもとてもいい感じで、今後も折に触れ足を運びたいと思った。そのあとはタリーズでひたすら読書。午後は国立演芸場で東西芝居噺。初めて聴いた文我師匠がとてもよかった! 日頃あまり聴く機会のなかった上方落語をしみじみ堪能。落語を本格的に聴き始めてそんなに間がない頃に正雀さんの芝居噺に関する著書2冊を読んで、ますます落語に惹かれていったということがあったから、ひさびさの正雀さんが嬉しかった。ちょいとお勉強気分でもあるのがまたたのし、の刺激的な会だった。夜は西荻に出かける用があったので、赤坂見附から丸ノ内線に乗って荻窪へ。いつもは味気ないなあと思いながら歩く首都高沿いの坂道は今日は日没の瞬間だったから、行き交うテールランプのさまと空の色の様子をぼんやりと眺めてなんだかいい気分だった。このところごぶさたのささま書店のことが強く引っかかったけれども今日はがまん。そのまま西荻へ。せめてゴゴシマヤへ出ててみんと大急ぎでのぞきに行ったら、前々から探していた『夢諦軒句日誌二十年』を発見。今週はまさしく夢声ウィークだった。


展覧会メモ

  • 名取洋之助と日本工房作品展/JCIIフォトサロン&JCIIクラブ25 *1 

落語メモ

    • 林家彦丸『寿限無
    • 桂宗助『始末の極意』
    • 曲独楽(三増れ紋)
    • 桂文我『土橋万歳』上方芝居仕立て

   (仲入り)

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