2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

休日日記:松濤美術館と一箱古本市

本日も快晴なり。お昼前に意気揚々と外出、渋谷駅で下車して、松濤美術館へ向かってテクテク歩いた。松濤美術館は来る度に嬉しい美術館で、計画通りに来ることができるとそれだけでよかったよかったと思う。最近では安井仲治の写真展を行き損ねたのが痛恨で…

ロッパの『劇書ノート』をめぐって

長年のわが愛読書、古川緑波著『劇書ノート』の目次を作成(→ http://www.on.rim.or.jp/~kaf/carnets/books/roppa.html) 誤植は折を見てこっそり訂正、版元と出版年もあとで追加したいところ。所有本はクリックすると書影登場、というふうにもしたいなあ。…

週末展覧会日記:アール・デコと柳宗悦

この週末は行楽日和で愉快だった。土曜日。お昼ご飯のあと電車に乗って上野へ。前々から今日はラ・トゥール展を見るのだと張り切っていたのだけれども、昼間から御馳走だったのでちょっとけだるい、ラ・トゥール展はもうちょっと違う体調のときに見たい気が…

岩波文庫のラルボー

ヴァレリー・ラルボー/岩崎力訳『幼なごころ』岩波文庫(ISBN:4003750519) 週末にホクホクと買った、発売が待ち遠しくてたまらなかった今月の岩波文庫の新刊を昼休みに読み始めて、嬉しくて仕方がない。まさしく頬擦り本という感じで本全体がすばらしい。…

ルノワール、川島雄三、稲垣浩

ジャン・ルノワール『十字路の夜』 "La Nuit du Carrefour" 1932年/ 東京日仏学院《記憶、引用、回想の中の映画》*1 (あとで追記) ≪現金の十字路≫ 十字路の夜/現金に手を出すな ルノワールのアシスタントであった『肉体の冠』の監督ベッケルは、自分のス…

朝の喫茶店で内田光子さんを読む

朝、部屋の片付けをしていたら、先週に買った雑誌「考える人」がぬうっと出現。そうだった、内田光子さんのインタヴュウが掲載されていると教えていただいて、こうしてはいられないと、その日の夜にさっそく買ったのだった。特集は《クラシック音楽と本さえ…

昭和16年の京都、文庫本ショッピング

順調に早起きをして、雨が降らないうちにとイソイソと外出。コーヒーを飲みながら、月の輪書林の目録を眺めた。あらためてじっくりと眺めてみると、注文したい本がズンズンと増殖しそう、だけど、ぐっとこらえて、今後の指針にするにとどめておこう、と自ら…

月の輪書林の目録

雨のなかヨロヨロと自宅にたどりつき、郵便受けを開けてみると月の輪書林の目録が届いているので、いきなりびっくり。「田村義也の本」の文字の表紙からしてとても素敵でうっとり、ひとたび繰ると、いつものようにページをめくる指が止まらない、止まらない…