2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今月見た映画メモ:龍岡晋月間

(『風ふたたび』に向けて、原作をちょいと読むとしようと図書館で借りた永井龍男作品集に埋没したのも格別だったし、なんといっても、『ジャンケン娘』と『風ふたたび』とで思いっきり「芝居」をしている龍岡晋を満喫! ……以下、あとで、追記、したい、と書…

書肆アクセスでお買いもの

杉浦幸雄『漫画エッセイ おいしいネ』(駒書林、平成17年6月18日発行) 「最後の粋人かく語りき」、「軽妙洒脱な食べ物風俗誌」、「風俗漫画の第一人者が逝去直前まで描き続けたオツな食談80余篇」といった惹句が帯に書かれている。見開き1ページに1篇ず…

夏至のモーツァルト、雲助さんの『髪結新三』

Brahms・Beethoven・Mozart - Trios For Piano, Clarinet&Cello(asin:B0000029CU) 夏至である。短夜である。あいかわらず自分内サマータイムの早起きは続いていて、いつも5時前に目が覚める。しかし、早起きはしていても、意気は特に上がらず、目が覚めて…

教文館と歌舞伎座

教文館の「暮しの手帖」フェア 母と待ちあわせて、昼下がりの銀座へ。芝居見物の時間までお茶を飲んでのんびりいたしましょうと、お目当ての店へ出かけてみたらあえなく満席、土曜日の昼下がりはどこのお店も満席だわい、と、こんなときは、こんなときは、と…

文人俳句歳時記、東京落語会

新・読前読後(id:kanetaku:20050616)に、永井龍男の俳句のことが書いてあって、ホクホクだった。共感たっぷりかと思うと、そんなにはなじめなかったりもして、でも全体をたどってゆくと、「いいなア……」と雰囲気にひたってよい気分、という永井龍男の俳句…

高松屋!

今月号の「日本古書通信」、池谷伊佐夫氏の連載「日本名探偵列伝」第6回は、待ってました! の戸板康二の「中村雅楽」で大喜び。文章、挿絵ともふつふつと嬉しい。先日、いま雅楽を演じるとすれば誰がよいかしらという話になった。わたしのなかの雅楽像とい…

島崎藤村の『眼鏡』、ベルギー象徴派展

石川達三のメモワール、『心に残る人々』を読んでいたら、最初にこれが文学というものだと思った本として、アナトオル・フランスの『S・ボナールの罪』の訳本(訳・松村みね子?)、というくだりがあった。つい最近、岩波文庫の『シルヴェストル・ボナール…

書肆アクセスにて:山田稔と加能作次郎

今日は前々から神保町へ行こうと心に決めていたので、朝からごきげん。が、出るのが遅くなってしまって、古本屋は見られず、でも目当ての書肆アクセスには行かれたので、よかった。このところ書肆アクセス以外で新刊本をまったく買っていない気がする。そろ…