2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ディケンズ再読が終了し、「小林一三と歌舞伎」に胸躍らせる。

朝の喫茶店で『デイヴィッド・コパフィールド』第4巻を読み続け、加速度的にページを繰る指がとまらなくなり、あっという間に読了。新潮文庫のディケンズ/中野好夫訳の全4冊を以前読んだのは、中学生か高校生の頃。大昔に読んだ長篇小説を再読するのは今…

徳田秋声を読み、宝塚のチケットを買い、図書館と映画館にゆく。

朝の喫茶店で徳田秋声『縮図』(岩波文庫)読了。巻末の徳田一穂の解説をじっくり読んだあと、野口冨士男著『徳田秋声ノート』(中央大学出版部、昭和47年)を取り出し、『縮図』に関する箇所を拾い読み。と、ほんの拾い読みのつもりが、一篇二篇と読み進め…

神西清『水を聴きつつ』が届き、『縮図』の内田巌の挿絵を眺める。

今日もずいぶん早くに外出。喫茶店でじっくりと腰をすえて秋声『縮図』を読み終える予定でいたのだけれど、うっかり持ってくるのを忘れていた。なんということだろう。しょうがないので、『デイヴィッド・コパフィールド』最終巻を読むことにする。が、ひと…

徳田秋声『縮図』を読み、宝塚のチケットを買い、虎ノ門へゆく。

思う存分寝て、実に爽快な寝覚めなり。今日も早々に出かけて、喫茶店で本を読むことにする。昨日持参した岩波文庫の牧野信一を本棚に戻し、突発的に同じく岩波文庫の徳田秋声『縮図』を取り出し、ふと今朝はこれを読もうと思いつく。突発的に持参して、喫茶…

牧野信一と大岡龍男を読み返し、尾崎一雄『ペンの散歩』を取り出す。

朝、早々に外出。昨日の神奈川県立近代文学館の余波で、牧野信一をちょっとだけ読み返したくなり、岩波文庫の『ゼーロン・淡雪』を持参。あちらこちらをピンポイント式に読み返したあと、堀切直人の解説をじっくりと読む。 画像は、神奈川県立文学館の《没後…

文化生活一週間 #25

今週のおぼえ帳 神奈川県立文学館のあと横浜港の廃線跡を歩く 日曜日正午、横浜へ出かける。雨が降っていなくて、嬉しい。曇り空の下、石川町駅からテクテクと元町商店街の裏通りを歩き、ウチキパンでパンを買い、外人墓地を横目に急な坂道をへろへろとのぼ…

中戸川吉二を返却し、小島信夫を予約し、福原麟太郎を借りる。

今日はなんだかひときわ気分爽快な金曜日。毎朝こうだったらどんなにいいだろう。機嫌よく早々に外出して、いつもと違うお店でカプチーノを飲む。姿勢をただして、EDI の『中戸川吉二 三篇』(http://www.edi-net.com/sosho/nakatogawa.html)を読む。まずは…

『北村十吉』を読了し、マルセル・カルネ『ジェニイの家』を見る。

今日も早々に外出、喫茶店でコーヒー片手に、中戸川吉二『北村十吉』(叢文閣、大正11年)を怒濤の勢いで読む。終盤に差しかかってくると、事件の経過と作者の筆がほぼ同時進行の展開になって臨場感たっぷり、手に汗にぎり、あっという間に読了してしまう。…

大岡龍男『不孝者』が届き、徳永康元を読み返す。

朝起きると、もわっといかにも湿度が高い。朝から意気あがらず、いつもより動きが鈍く、外出が遅くなるものの、まだ少し時間があるので、コーヒーを飲んでひと休みする。中戸川吉二『北村十吉』読みがちょっとだけダレてきたので気分転換をすべく、いつも持…

野口冨士男『風の系譜』届き、大村彦次郎『文士のいる風景』を買う。

寝床から手をのばしラジオのスイッチを入れるとちょうど天気予報、今日はよいお天気で洗濯にもってこい、とのこと。スクッと起き上がり洗濯を開始して、今日も早起き。日傘片手にイソイソと外出し、喫茶店でコーヒーを飲んでふうっと一息いれたあと、中戸川…

中戸川吉二『北村十吉』を読み、『茶の間句集』を買って後悔する。

またもや風邪っぴきの週末が明けてみると、必要以上に睡眠にいそしんだせいか、カラッと全快。必要以上に早起きをして、ずいぶん早くに外出。コーヒーを飲んで、のんびり読書。思うところあって持参していた野口冨士男『私のなかの東京』(中公文庫)の目当…

文化生活一週間 #24

今週のおぼえ帳 初めて見た川島雄三の映画を6年ぶりに 川島雄三『女は二度生まれる』(昭和36年・大映東京)/ ラピュタ阿佐ヶ谷《銀幕の東京》(http://www.laputa-jp.com/) ■監督・脚本:川島雄三/脚本:井手俊郎/原作:富田常雄/撮影:村井博/美術…

古本屋へ葉書を投函し、サントリーホールでムタ−を聴く。

今夜はサントリーホールへ、アンネ・ゾフィー・ムターのリサイタルを聴きに行くのだ。ムターのリサイタルを聴くのは2000年1月のニューヨーク以来だ。ふたたびこの日がやってくるとはなんて嬉しいことだろう。ああ、ムター! というわけで、リサイタルに全精…

『ぼくの早稲田時代』を読み、あらためて編集工房ノアに心ときめく。

朝の喫茶店で川崎彰彦『ぼくの早稲田時代』を読了。昼、コーヒーショップで『ぼくの早稲田時代』を眺める。挟み込んである栞をあらためてじっくりと読み返したあと、『デイヴィッド・コパフィールド』第3巻を読む。 あとがきで川崎彰彦は、『ぼくの早稲田時…

『ぼくの早稲田時代』を読み進め、ディケンズ再読を進める。

朝、空はどんよりと曇り空。コーヒーを飲んですっきりしようと、今日も早々に外出。川崎彰彦『ぼくの早稲田時代』を読み進め、区切りのよいところで切り上げて、『デイヴィッド・コパフィールド』第3巻をズンズンと再読。昼、講談社文芸文庫の新刊、川崎長…

『ぼくの早稲田時代』を読み始め、『女は二度生まれる』を再見する。

もっと寝ていたかったけど、予定よりも早くに目が覚めてしまう。と、目が覚めたのはいいのだけど、尋常ではないくらい眠い。これでは起きていても寝ているのと変わらない。空はどんよりと厚い雲に覆われている。歩いていればそのうち眠気も去っていくかもし…

週末の本の余韻にひたり、川崎彰彦『夜がらすの記』に夢中になる。

やや寝坊するも、なんとかいつもとそんなに変わらない時間に外出。眠いので目を覚まそうとエスプレッソを飲む。出がけに突発的にいろいろ持参していて、次々と眺める。この週末は、編集工房ノアの三輪正道著作、全3冊のうち未読だった2冊、『泰山木の花』…

文化生活一週間 #23

今週のおぼえ帳 庭園美術館から散歩、早稲田からバスにのって千駄木 北欧のスタイリッシュデザイン フィンランドのアラビア窯 / 東京都庭園美術館(http://www.teien-art-museum.ne.jp/) 土曜日の昼下がり、母と庭園美術館へ。雨が降っていなくて、嬉しい…

『中戸川吉二選集』を読了し、「栄養と料理」7月号を買う。

今日もずいぶん早起き、窓の外は雨がザアザア、しばしぼんやりしたあとで、おっとぼんやりしている場合ではないとイソイソと外出、コーヒーを飲んでひと息ついたところで、おもむろに『中戸川吉二選集』(渡辺新生社、大正12年)を取り出す。未読の短篇を次…

神保町を通りかかり、竹中郁で思いがけなく近松を読み直す。

このところすっかり日が長くなった、もうすぐ夏至だなあと夕刻、テクテクと神保町を通りかかる。せっかくの神保町ではあるけれども、今日はどういうわけか、本を買うどころか本を見る気分にすらならない。早々に通り抜けるのみである。…と言いながらも、ふら…

中戸川吉二とディケンズを読み、竹中郁『私のびっくり箱』が届く。

順調に早起きをして、今日も早々に外出して、喫茶店でコーヒー。『中戸川吉二選集』(渡辺新生社、大正12年)より今日は「法要に行く身」を読むことにする。「イボタの蟲」では姉の死が描かれていたのだけど、「法要に行く身」にはその夫であるところの義兄…

中戸川吉二の短篇小説が琴線に触れてしかたがない。

張り切って早々に外出。喫茶店でコーヒーを飲んでひと息ついたあと、おもむろに昨日図書館で借りたばかりの『中戸川吉二選集』(渡辺新生社、大正12年)を取り出し、まずは目次を眺めてにんまり。タイトルの字面(「兄弟とピストル泥棒」「犬に顔なめられる…

林哲夫『文字力 100』を繰り、扶桑書房の目録に肩を落とす。

パッと起きて、イソイソと身仕度をし、早々に外出。喫茶店の椅子にたどりついて、ほっと一息ついたあと、昨日買ったばかりの林哲夫著『文字力 100』(みずのわ出版、2006年)を取り出す。買って早々、パラフィン紙にパリッと包んで御満悦。はじめのページか…

文化生活一週間 #22

今週のおぼえ帳 宝塚歌劇宙組:ミュージカル 『NEVER SAY GOODBYE−ある愛の軌跡−』/東京宝塚劇場(5月30日) 庄野潤三の随筆集をちょっとずつ集めていて、ふらりと入った古本屋で持っていなかったのをひょいと(安く)見つけるととたんにホクホクとなる。…

朝は勝本清一郎論、夜は中野重治の書簡集にしみじみ感じ入る。

昨日と違って、今日は曇っていて幾分涼しい。機嫌よく早々に外出して、コーヒーを飲む。『デイヴィッド・コパフィールド』再読を進める、その前に、先日おすそわけで送っていだいたリトルマガジン「文游」を取り出す。あわや埋もれてしまうところであった、…

『デイヴィッド・コパフィールド』を再読し、アルゲリッチを聴く。

朝っぱらからもわっとしていていかにも今日は蒸して暑くなりそうだ。起き抜け早々、意気がさがる。アルゲリッチのコンセルトヘボウリサイタルのディスクを流しながら、ぼんやりと身支度。バッハのパルティータが終わったところで、ふと本棚に目を転じると、…