三輪正道と川崎彰彦を買い、竹中郁と久保田万太郎が届く。

日没後、雨が降りしきるなか、神保町の書肆アクセスへゆく。注文していた、三輪正道『泰山木の花』(編集工房ノア、1996年)、三輪正道『酔夢行』(編集工房ノア、2001年)、川崎彰彦『夜がらすの記』(編集工房ノア1984年)が一気に入荷していて、よろこぶ。立替金を取り崩して、買う。勢いにのって、川崎彰彦『ぼくの早稲田時代』(右文書院、2005年)も一緒に買う。

依然雨ふりしきるなか、重たい荷物を持ってホクホクと帰宅すると、通信販売で購入の、竹中郁『巴里のてがみ』(編集工房ノア、1986年)が届いていた。同じく通信販売で購入の『大正文学 2 特集・久保田万太郎』(大正文学会、1991年3月)も一緒に届いていた。

『巴里のてがみ』にパラフィン紙をかけたあと、『大正文学 2 特集・久保田万太郎』をちょいと繰ってみる。戸板康二が「万太郎文学の特徴」という一文を寄せていることを知って突発的に買ってしまったのであったが、いざ読んでみると、その戸板康二の文章はまったくの初見であった上にその内容もなかなかの見もので、これは大収穫ッと興奮する。