2009-03-27から1日間の記事一覧

溝口健二と1930年代東京の都会小説。岡田三郎『舞台裏』のことなど。

野口冨士男を知ってから、岡田三郎はつねに気にかかっている作家だけれども、本を買う機会はなかなかめぐってこなかった。1月下旬、とある古書展で買った、函なしの『舞台裏』(慈雨書洞、昭和11年2月)が初めて買った岡田三郎の本。函つきの完本だとなか…