冬至の夜

それにしても今週はくたぶれた、くたぶれた、無事に三連休を迎えられそうでなにより、なによりと、日没後、強風吹き荒れるなか、銀座方面へ。


松坂屋にて本日より開催の「銀座ブックバザール」に突進するつもりが、ふらりと立ち寄ったバーニーズで買い物の下見をしているうちに時間がなくなり、大あわて。イソイソと「銀座ブックバザール」へ。芝居プログラムがまとまっているコーナーが目に入ったのでざっと眺めて、「マールイ」の上演プログラムをひとつ発見。矢代静一の『宮城野』、300円也。せっかくなので、目録で注文していた戸板康二ハガキ3枚セットと一緒に買っておくことにする。

戸板康二のハガキ3枚、結局、買ってしまった……。わーい、買っちゃった! 買っちゃった! (←アホ) 


7時からの銀座での所用、9時過ぎに終了。寒いので早々に帰ることにする。乗り込んだ地下鉄は大混雑だった。部屋にたどりついて、ほっとひと息。ストーブをつけて、ミルクティを入れて、戸板さんのハガキをいつまでも眺めて悦に入った、そのあとで、新大系の『上方歌舞伎集』をズンズンと読んだ。外の喧騒とはうってかわって、静かな室内の夜ふけ。冬ごもり、という感覚がしみじみいとおしい。


寝床で、ワーグナーの《タンホイザー》全曲、ショルティ盤の1枚目のディスクを聴いた。年の瀬になると毎年、《タンホイザー》を聴きたくなるのはなぜだろう。