購入本
- 寺田博編『時代を創った編集者 101』新書館 (ISBN:4403250726)
- 大貫伸樹著『装丁探索』平凡社 (ISBN:4582831664)
金曜日の夜の銀座を心持ちよく浮か浮かとそぞろ歩き。ほんのひやかしに教文館に入った。さっそく『時代を創った編集者 101』に釘付け、と言いつつも、まずわたしのする作業は巻末の人名索引で「戸板康二」を探すことなのだった、結果3件ヒット。あちこちめくって「往年の編集者あれこれ話」マニアとしては見つけてしまったら100年目という感じで購入決意。と、その直後『装丁探索』を見つけた。「おっ」とこれも見つけてしまったら100年目だった。
両方の本に共通して載っているのが、編集者にしてデザイナーの花森安治。津野海太郎さんが演劇の道を志すひとつのきっかけになったのが、「暮しの手帖」の戸板康二『歌舞伎への招待』だったという。戸板と花森、ふたりのヤスジによる『歌舞伎への招待』、本当にもう見事な作品だなあとあらためて思う。と、セットで買って嬉しい2冊だった。