図書館デー

お正月ボケからなかなか抜けだせず昨日は大変だった。今日は昨日よりはマシだった。明日はもっとよくなるだろう。

今日は待ちに待った京橋図書館の開館日、日没後、意気揚々と図書館へ向かった。その途中、教文館に寄った。ナルニア国へ行ったものの『山のトムさん』が売ってなくてがっかり、図書館で借りるとしようと、2階へ移動してあちこち練り歩いて、最後に新刊コーナーを眺めた。新書館の『名探偵101』(だったかな)というタイトルの本が目に止まる。まさか載っていないだろうと思いつつも、中村雅楽は載っているかしらと確認してみると、なんと! 見開き2ページで華々しく紹介されていてびっくり。

図書館では、国立劇場の上演資料集を閲覧。『仮名手本忠臣蔵』を見る。そこに載っていた、武智鉄二の「忠臣蔵各論」という文章が面白くて面白くてウキウキだった。本人は真剣に書いていて内容も真剣なもののはずなのに、あちこちで思わず笑ってしまった。この妙なおかしみはなんだろう。しかし、これを読んで、ますます九段目再見がたのしみになってきた。この文章の初出は「演劇界」昭和25年5月となっていて、戸板康二がいた日本演劇社としては最後の号だということに気づいたりした。

帰りの電車では図書館で借りたばかりの、岩波の日本古典文学大系の「浄瑠璃集」所収の『鎌倉三代記』、絹川村閑居のところを読む。お正月に歌舞伎で見たばかりの箇所。冒頭の時姫がかわいらしい! とさっそくウキウキ。