銀幕の古本屋・その1

再見

妻に愛想をつかされ、若い家政婦にうつつを抜かしていた本屋の主人レスタンゴワは、ある小春日和の日の午後、放浪者のブーデュに出会い、彼の姿を美しく思う。セーヌに身投げしたブーデュを助け出したレスタンゴワは、彼を自宅に連れて来るが、根っからの自由人であるブーデュはブルジョワ的生活に馴染めなかった……。ミシェル・シモンが自らルノワールに提案し、製作にも参加した作品で、彼の魅力が最も発揮された作品のひとつである。(紹介文転記)