教文館と京橋図書館

一日中、教文館京橋図書館のことで頭がいっぱい。日没後、まずは教文館へ突進、今日はほかの本を見てまわる気にはなれず、予定通りに岩波現代文庫の『続歌舞伎への招待』をガバッと買って、京橋図書館へ突進。スターバックスに寄り道して、本を次々とめくった。今日借りたのは、川崎賢子著『彼等の昭和 長谷川海太郎・りん二郎・濬・四郎』(白水社)と『島崎蓊助自伝』(平凡社)などなど。長谷川4兄弟のことを論じた『彼等の昭和』、まっさきにりん二郎のところを読んだのだったが、そのあとでペラペラと繰ってみると、今まで4人のうちもっともなじみがなかったせいもあるけれども、三男の長谷川濬のところがとっても面白い。神彰が登場していてさらに興奮だった。ああもう、クラクラしてきた。『島崎蓊助自伝』、まっさきに繰ったのは、名取洋之助の名前があった箇所。12月に展覧会を見て以来、あちこちで名取の名を見る。ちょろっと和木清三郎も登場していて「おっ」だった。とかなんとか、2冊めくって、「おっ」の連続で興奮しすぎてくたびれた。もうちょっと心を落ち着けてじっくり読んでいこうと思う。……と、図書館で借りた本を一通り下見したところで、買ったばかりの岩波現代文庫の『続歌舞伎への招待』、まっさきに巻末の犬丸治さんの解説の一語一句をソロリソロリと追った。

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