お財布を忘れる。

今日も朝から暑くてくたびれた、コーヒーを飲んでのんびりするとしようと、喫茶店に入ろうとふと確認してみると、お財布を忘れていることに気づいてあわてる。なんということだ、なんということだ、と激しく狼狽するも、先に気づいたのは幸いであった。スゴスゴと退散し、しょうがないので、今朝は別のところで緑茶を飲みながら本読み。読みさしの藤沢桓夫を出そうとしたら、藤沢桓夫を入れ忘れていることに気づく。なんということだ、なんということだとしばしよろけるも、予備の本があるから大丈夫。山田稔の『スカトロジア』を読み始める。読み始めたとたんウキウキ、グングン読む。なぜもっと早く読んでいなかったのだろう。福武文庫版を読み終わったら、アクセスで富士正晴の挿画付きの編集工房ノアの新装版を購入するとしよう。たのしみ。日中の外出の折にひさしぶりに日比谷公園を通り抜ける。日傘越しに射すように太陽光線が直撃。お財布なしで落ち着かないので逃げるように帰宅すると、洗濯物がパリパリに乾いていて実に気持ちがよい。一通りかたしたあと、ほうじ茶片手に届いていた「日本古書通信」をざっと眺める。そんなこんなしたあと、意気揚々と近所へ日本酒を飲みに行く。と言いたいところだったけど、体調不如意につき本日はアルコール自粛。来月の熱燗が待ち遠しいなアと帰宅後の夜ふけ、またもや古本屋にファックスを送る。