1998年の月の輪書林の目録

乱暴に家事を切り上げて、今日も早々に外出。あともう少しで獅子文六の『嵐といふらむ』読了なので、いてもたってもいられないと、喫茶店に駆け込んで、体勢を整えて最後まで一気に読了。獅子文六の小説はいつも最後は「大団円」という言葉ぴったりに収束するなあと、今回もずいぶん面白かった。未読の獅子文六がまだまだたくさんあると思うと嬉しい。


日没後、京橋図書館へ本を返しに行き、すぐに帰宅。「銀座ブックバザール」の目録の案内を見て申し込んだ、月の輪書林の1998年発行の目録、創刊号雑誌特集の目録が届いていた。まずは表紙の文字が実にうつくしい。しばらく本棚に立てかけて悦に入るのは必至。イソイソと家事を済ませて、ストーブをつけて、ミルクティを入れてすっかり冬ごもりモード。村上開新堂のロシアクッキーをお茶うけに、月の輪書林の目録を眺める。散財の心配がないので安心。しかし興奮度は予想通り、というか、思っていた以上で、手に入って本当によかった。「ほろにが通信」41冊が20000円で売っているのを見て、大興奮! などなど、心に刻んだこと多々あり。またじっくり眺めてメモしようと、目録を置いて、次は図書館で借りてきた、荒川洋治の本を繰った。