『虚栄の市』が佳境に入り、帰る頃には雨があがる。

朝から雨が降っていて、涼しい。喫茶店でコーヒーを飲む。読みさしの、サッカリー/中島賢二訳『虚栄の市』第3巻(岩波文庫)をひたすら読み続ける。

昼、本屋へゆく。岩波文庫の『虚栄の市』最終巻、第4巻を抜く。このお店の岩波文庫のイギリス文学あたりは、これまでわたしの買った3冊の『虚栄の市』の幅だけ、隙き間ができてしまった。そこはかとなく達成感。「イギリス版『戦争と平和』」という一節が紹介文にある『虚栄の市』の次は、本家本元のトルストイ戦争と平和』を読もうかなと思う。ちょうど今年に入って新訳が岩波文庫で刊行されているのを見て、ちょいと気になっていたのだ。と、そんなわけで、『戦争と平和』をちょいと下見したあと、お会計。

日没時、外に出ると、雨がすっかりあがっていた。空気は依然涼しい。丸の内カフェで小岩井のビンの牛乳110円を飲む。『虚栄の市』第3巻(岩波文庫)を読了して、外に出る。

深夜、明日にしようと思っていたのに待ち切れずに、『虚栄の市』最終巻、第4巻を読み、100ページを越えたところで、寝る。