末広亭とタワーレコード

朝から晴れてすっきり。洗濯物を干して窓からの風にちょっとあたってみたら、そうだ、夏の朝ってこんなだったなアとなんとなくいい心持ちに。夏は早起きがいい。今日も朝っぱらから家事かたわらの音楽聴き。シューマンの《クライスレリアーナ》が聴きたかったけれどもすぐには出てきそうになかったので、ひょいとブラームスのピアノ協奏曲第2番を聴くことにした。ポリーニ独奏、アバド指揮ベルリンフィルの新録音の方。この曲を全曲通して聴くのはずいぶんひさしぶり、このディスクはあまりポリーニっぽくない感じがして妙に気になるものがある。第3楽章のところは、朝食の食卓でグレープフルーツを食べながら。グレープフルーツはまだまだおいしい。身支度の時間は、ポゴレリチハイドン

昼休み、直射日光にクラクラしながら、いつもの本屋さんへ。昨日東京堂で目をつけておいた文春文庫の新刊の小林信彦を買って、そのあと思い出して、知恵の森文庫の棚へ。さる方に教えていただいた『クラシック名盤この1枚』という本が無事に棚にあってよかったよかった、そのままコーヒーショップへ移動して、さっそくページを繰ってみたら止まらなくなってしまった。ブラームスの弦楽五重奏曲第2番やらチェロソナタ第2番やらの第1楽章の冒頭を頭のなかで鳴らして胸がキューンとなったり、さっそく怒涛の勢いで欲しいディスクをメモしたり、などなど、大興奮。

寄り道すべく帰りは丸ノ内線に乗りこんだ。買ったばかりの小林信彦を読んでいたら、「東京の屋根の下」という文字が出てきたとたん急に頭のなかは3月の浅草の川柳さんのことでいっぱいに。新宿3丁目にたどりついて末広亭に突進。ちょうど仲入りのところで着席。平日の夜ならではの寄席ののんびりした雰囲気にとても和んで、しみじみくつろいだ。トリの雲助さんは大好き『品川心中』だった。愉快で愉快で大はしゃぎしながらタワーレコードに直進、昼休みのメモをもとにお買い物にいそしんだ。ひさびさに雲助師匠を堪能したあとで、ひさびさにディスク買いに燃えた。

購入本

落語メモ

聴いている音楽


前々から欲しかったディスクと『クラシック名盤この1枚』でそそられたディスクとを組み合わせて、買い物した。欲しいディスクがうまい具合に国内盤の廉価盤で出ていたりして、今日はいい具合に買い物ができた。


【お買い物メモ】