ナンダロウアヤシゲな日々、下北沢の川島雄三特集

小沼丹全集』に引き続いて、次々と前々から待ち遠しかった本が刊行されて、嬉しいばかり。この『ナンダロウアヤシゲな日々』は直接販売で申し込んでいたもので、昨夜届いていたもの。さっそく読み始めて、さっそく止まらなくなっている。ある種の本読みにとってはたまらない内容の文章の目白押しで、ページをめくってただただホクホク。そして、造本がなんとも素敵で、表紙の仕掛けにうっとりで書棚の絵の細部にはつい凝視してしまう。ページ下がパラパラ絵本状態になっていて、何度もパラパラやって、なんどもニンマリだった。と、本全体が素晴らしい。持っているだけでも嬉しくなるような本。昨夜から何度も何度もページを繰っていて、今日は早めに下北沢に行ってコーヒーを飲みながら、最初から丁寧に読み返すことにしたのだった。これから川島雄三の映画を見に行くというところで、「タウン誌「うえの」と『とんかつ一代』」という文章があったりして、川島雄三の『喜劇 とんかつ一代』は今まで何度も見逃しているので、今度こそ見られるといいなと思う。

無明舎出版のサイト:http://www.mumyosha.co.jp/

(詳細はあとで追記、の予定)

赤坂のとあるバーを舞台に、ぶつかり合いながらも三人三様に生き方を模索していく姉妹たちの姿が、詩情豊かに描かれる。撮影は、山中貞雄成瀬巳喜男などの作品も手がけた安本淳。(チラシ紹介文より)

(詳細はあとで追記、の予定)

ふわりふわり…風船のごとく揺れ動く登場人物たちの心模様が、モノクロームに浮かび上がる。夢と現実との葛藤に苦しむ人々を普遍的な視点で描く。輝ける女優陣の中でも、芦川いづみの可憐さは必見。(チラシ紹介文より)