2005-01-01から1年間の記事一覧

日本橋のおみやげ

土曜日に榮太樓總本鋪(http://www.eitaro.com/index.html)にて購入の「榮太樓飴オールド缶」の赤い方を玄関先にセット、飴をひとつ口に放って外出。4種類のうち今日つまんだのは梅ぼ志飴だった。今度行くときは白いオールド缶(こちらはフルーツキャンデ…

三信ビルで吉田秀和さんを買う

金曜日はとりわけ朝の喫茶店の時間が嬉しい。図書館でやっと順番がまわってきて借りることができた『月の輪書林それから』を読み始めて、さっそくグングンと読む。なぜだか敬遠していたけどいざ読み始めると、日記形式による臨場感がとてもいい。これは買っ…

本屋さんでムズムズ

朝は急に思い立って鈴木地蔵さんの『市井作家列伝』を読み返した。昼休みはイソイソと本屋さんへ。講談社文芸文庫の新刊がまだ出ていないことを確認したあと音楽コーナーへ。吉田秀和さんの「新・音楽展望」の新刊がつつましく積んであった。ガバッと手に取…

一の酉

戸板康二の本を、とりわけながらくの幻だった『ラッキー・シート』(河出書房新社、昭和37年)を買ったのが嬉しくってたまらない。ずいぶん早起きをして、イソイソと家事を済ませて、早々に外出。朝の喫茶店でさっそく『ラッキー・シート』を読み始める。全…

双雅房の『甘味(お菓子随筆)』目次

戸板康二は慶應国文科を卒業後、久保田万太郎と「いとう句会」仲間だった内田誠が部長をつとめる明治製菓宣伝部に入社。昭和14年から18年まで「スヰート」の編集にたずさわった。そのアンソロジーだと知って、こうしてはいられないと、「スヰート」文献とし…

奥村で戸板康二を買う、双雅房の『甘味』を買いなおす

あたたかくておだやかな晩秋の1日が終わって、心持ちよくマロニエ通りを歩いて、伊東屋でとある書斎道具を仕入れたあと、奥村書店に足を踏み入れた。まっさきに俳句コーナーを眺めて、戸板康二の『季題体験』と『句会で会った人』が今週も2冊並んでいるの…

立冬

6時起床。よいお天気で爽快なり。大急ぎで家事を済ませてイソイソと外出。身支度の時間は内田光子さんのディスクで、モーツァルトのピアノと木管のための五重奏。朝っぱらから胃がキリキリするので、いつもとは違うお店でホットミルクを飲んでひと休み。小…

日本橋で憩う

うっかり寝坊をしてしまい朝はバタバタ。それでもかなり無理矢理になるべくいそいで外出し喫茶店でコーヒーを飲む。いったいなにをそんなにコーヒーに固執するのか自分でも謎なのだった。日曜日に入手したばかりの、徳川夢声『問答有用』の3冊目(昭和28年…

本が次々と届く

ちょいと寝坊してしまってあまり時間がなかったけど、喫茶店でコーヒーを飲む。さる筋からお借りしたあきつ書店の目録をうーむと眺める。買わないように気をつけないといけないと気を引き締めつつ眺めてゆくと、「おっ」の連続、忘れないようにいくつかメモ…

奥村書店とフィルムセンター

日没後、イソイソと外に出てマロニエ通りを歩く。奥村書店1軒目にひさびさに足を踏み入れる。俳句コーナーに戸板康二の『句会で会った人』と『季題体験』が2冊並んで売っているのを見て(各1000円)、じわっと涙ぐむ(心のなかで)。『季題体験』はネット…

武藤康史さんの「文学鶴亀」を全部読みたい

手持ちの手帳によるとサマータイムは昨日終了なり。自分内サマータイムも終了としよう。だけど、今日は通常より1時間早く起きる。だんだん起きられなくなってくるので今のうち。週末にさぼった家事をいろいろしても、早起きのおかげで時間が余った。喫茶店…

吉田秀和さんを思う

毎週のことながら金曜日の朝はひときわ機嫌がよい。だいぶ早くに外出して、いつもより高いコーヒーを飲みながら、ディケンズの『ピクウィック・クラブ』を読み進める。今年中に読み終わるかしら。昼休みの本屋さんで「波」と「一冊の本」を入手。コーヒーシ…

月の輪書林の目録を眺める

朝起きるとズキズキと頭痛。以前の頭痛持ちが再発してしまったのか、それとも風邪かしら。と迷うまでもなく、今回の頭痛の原因は明らかに昨夜の飲酒にあるのだった。いったいなにをしているのだろう、わたしは…。朝っぱらから深く深く反省をして、気持ちは沈…

光文社文庫の《幻の探偵雑誌シリーズ》を繰る

だいぶ早くに外出して喫茶店でコーヒー。家計上での(自分内)新しい月に入ったところなので、今月こそは極力本を買わないようにして、部屋の本棚の整理および発掘につとめようと思う。と、毎月思うことを今月も思うのだった。そんなこんなで今朝は、部屋の…

石塚友二の『冬鶯』を繰る

朝から意気あがらず、喫茶店でカフェオレを飲んでぼんやり。突発的に持参した石塚友二の『冬鶯』を繰る。「小品」と「随筆」の二部からなる小ぶりの愛らしい本。数ヶ月前に古川緑波の『劇書ノート』(http://www.on.rim.or.jp/~kaf/carnets/books/roppa.html…

中戸川吉二の「名短篇」を読む

朝、ラドゥ・ルプーのディスクでシューベルトの即興曲集を流す。ディスクがちょうど終了したところで身支度完了、いざ外出。ちょっとだけ時間があったのでコーヒーを飲みに寄る。『コンラッド短篇集』を読み進める。昼休みは本屋さんへ。「本」を入手するも…

念願の「黒糖きなこ飴」を買う

朝の喫茶店で坪内祐三著『極私的東京名所案内』を読み始める。初出の「彷書月刊」をコピーして何度か読んでいるのだけれども、あらためて本になって読むと、あらためて「おっ」の連続。第1回の「品川」を初めて読んだときはたいそう胸が躍ったなあと懐かし…

石神井書林の目録を繰る

朝は喫茶店へ直行。エスプレッソ片手に石神井書林の目録をメラメラと繰る。岩佐東一郎と城左門の並びが登場したところでしばしぼんやり。敗戦間近に大井町の岩佐邸で「交書会」という本の交換会がてらの書友の親睦会が月に一度、催されていたことを知ったの…

都筑道夫、花柳章太郎、久保田万太郎

今朝も喫茶店でカフェオレ。都筑道夫の『三重露出』読了。ああ、面白かった! 都筑道夫はいつだって素敵にかっこいい。いつもながらに東京小説としても秀逸でロードムーヴィー的な味わいもあってオツだった。愉しき哉。手持ちの光文社文庫の都筑道夫コレクシ…

最終日の「地下室の古書展」にかけこむ

今日も朝から雨がザアザア。部屋にいてもクサクサするだけだなあと今日も早々に出かけることにする。身支度の時間はピリスのディスクでモーツァルトのソナタ K.330。このところ朝の外出の折は榮太楼の黒飴を1粒つまむのが習慣で、今日も口に放ってほんわか…

行けたらいいなメモ

このところ展覧会に行き損ねてばかりで週明けは毎週のようにがっかりしている。ので、自分用おぼえ帳として、行けたらいいなメモ(id:foujita:00000000)を再設置。今まっさきに行きたいのは、新・読前読後で拝見した、東京国立近代美術館の常設展(id:kanet…

デパートで日用品を買う

前夜の深酒もなんのその、いたってさわやかな寝覚めで爽快なり。と、機嫌よく起床したものの、カーテンを開ける前から雨音がザアザアで朝っぱらから天候の方はちっともさわやかではない。せめて音楽ぐらいはさわやかにしようと、シベリウスの交響曲第6番、…

『哲学的落語家!』を拾い読み

今週は外出時間が毎日遅れがちでつまらないことであった。今日もあまり時間がなかったものの金曜日なので奮発して朝は少し高いコーヒーを飲んだ。図書館で借りた平岡正明著『哲学的落語家!』をふらっと読み始め、まず「枝雀落語へ」と題された序文。子供時…

電車にのって本を売りにゆく

朝から力が出ず、起きてはみたけれどしばしぼんやり。こんなときぴったりなのがシューマンのピアノ曲なのだと思い立って、ソナタ第1番と幻想曲が入っているポリーニのディスクを再生。見事なまでにいまの気分にマッチするなあとぼんやりと聴いているうちに…

「栄養と料理」を買う、『道八芸談』を借りる

もっと寝ていたいのにまだ暗いのに目が覚めてしまった。しょうがないので置きっぱなしだった岡鬼太郎の『歌舞伎眼鏡』を拾い読み。いちばん最後のページにある『毛谷村』評の、岡さんがただ一言「結構」と書いているだけの、「三津五郎の斧右衛門、八重之助…

ベートーヴェンのピアノソナタ第24番

パチッと目が覚めると7時過ぎ。うっかり寝坊してしまったけど、よく寝たなアと充実感でいっぱいで気持ちよく起床。寝坊したため朝にするつもりだったいろいろなことをあきらめなくてはならず、そのおかげでかえって時間がたっぷりとなった。いよいよもうす…

獅子文六の『ちんちん電車』に夢中

出かける前に天気の確認をしようとラジオのスイッチを入れると天気予報の時間は終わってしまっていて、タウン情報のコーナーが始まるところ。野菜とかお魚とか果物の市場の入荷状況や展覧会情報などを流すコーナーで、たまに聞く機会があるとなんとなく得し…

榮太樓總本鋪の黒飴を買う

朝、家を出ようとしたまさにそのときピンポーンと実家からの宅急便が届く。歌舞伎座と国立劇場のチケット関係の冊子が投げ込まれてあったのでとりあえず持参することにして、喫茶店でしばし眺める。来月は観劇の予定がたたなくて困ったなあと次第に眉間にシ…

鍛冶橋通りをゆく

もっと寝ていたいのに目が覚めてしまったので外はまだ暗いけど起きることにする。特にやりたいことも思いつかないのでひとまず部屋の掃除をしたあとで、そうそう、国立劇場の予習をしようと思いついて、図書館でコピー済みの『貞操花鳥羽恋塚』の上演資料集…

奥村、歌舞伎座、教文館

朝はちょいと出るのが遅かったけどコーヒーは飲む。ディケンズの『ピクウィック・クラブ』の続きを少し読む。日没と同時に歌舞伎座に向かって突進するも、そうそう、昨日買い損ねた講談社文芸文庫やいかにと、新生堂奥村に寄り道。目当ての瀧井孝作『無限抱…